持ち帰ったくつろぎ
名古屋グランパスの試合後、風薫る夜道をいつものコメダへ歩きました。翌月は菰野での講習との兼ね合いで豊田へは行けないため、この日は、いつも以上に特別な気持ちでした。
ピザも、ソフィアもペアリング含め特別おいしかったです。ピザは大きければいいとは、またコーヒーは甘ければいいとは限らないということをこれほど頷かせるコーヒー店を、自分はほかに知りません。
しかし、この日はそのおいしさを話すことができませんでした。
そのわけは、敗戦後でピリピリしていたからでは決してありません(結果は、強豪横浜F・マリノスに対して逆転勝利です)。気づいたことを極力その場で伝えようとする人間である自分が、会計を担当してくれたスタッフさんと衝突しかけてしまったのが原因です。
どれだけおいしかったとしても、あるいはどれだけくつろげたとしても、それ以前の問題があるということに、そのひとが誠実に向き合ってくれたことで、あらためて気づくことができました。
ほかのスタッフさんたちに見守られ、そのひとはこちらの伝えたいことを理解しようと努め、至らなかったところを謝罪してくれました。それを受け、こちらはきつい言い方をしたことを、頭を下げて詫びました。
双方、ほかのひとや仕事との都合もあり時間も限られている以上、いくぶん辛い表情を晴らし切れないままその場を収めることになったのは否めないと思います。しかし、考えるべきことを考えたら切り替えて前を向くことだと、自分はそうですし、そのひともそうだろうと思います。
そんなことがありつつ、運よくキャンペーンで手渡してもらえたしるこサンドと買ってあったゼリーオーレで、帰宅後、もう一度くつろぐことができました。
落ち着いたら、またぜひ訪ねたいです。この自分にとって、梅坪はそれほど愛着のある街であり、そこにあるコメダは、どれだけの時を経てもかけがえのない場所だからです。