イシガミ
2023/12/31 23:48
年の瀬に願う
駅へ年内最後の買い物に出て、帰りに乗ったバスを降りたのが、はじめてのバス停でした。
向かい側から、いつものコメダで朝を食べたあとに駅への便へ乗ることは今年何度もあったのですが、こちら側で降りたのは、意外にもはじめてでした。
乗ってきたバスを見送り、コメダのほうを向くと、それはちょうど、入り口の扉の正面なのでした。
明かりに誘われます。そのなかに、必ず誰かがいることがすぐにわかるからだと気がつきました。
コメダ納めは、ソフィアを選びました。
いつも日曜の夜はデザート類なのに、大晦日に限ってフレッシュはおろか甘みもないコーヒーなのはどうしてなのか、日常のルーティーンを破ったことのほうが、特別なコーヒーのおいしさよりも胸を刺す瞬間がありました。
万事うまくとは、きっといかないのでしょう。それでもいつも新たな笑顔で迎えてくれるコメダへ、また明日の朝も、その日から始まる一年のうち何日も、こちらもまた新たな気持ちで行くことはほとんどわかっています。
なぜなら、そうやって生活してきたこの一年の多くの出来事で、コメダ愛が大きく育まれたからです。来年も、もっと、ずっと、くつろぎが続くように。
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