さんかく屋根の下

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接客コンテスト2024全国大会に潜入!コンテスト担当者の想いも聞いてきました

みなさんこんにちは。
さんかく屋根の下スタッフの木下です。
2024年12月に開催された接客コンテストを観覧してきました。
12月13日(金)に開かれた接客コンテスト全国大会。全国で10,377名のエントリーの中から選ばれた9名のファイナリストたちが集い、コメダの接客の頂点を決める大会です。その様子と、コンテストの担当者の想いも聞いてきたのでぜひご覧ください。
コメダがなぜ接客コンテストを開催しているのかは昨年の記事に詳しく書いているのでそちらも見てみてくださいね。
昨年の記事はこちら


接客コンテストが行われた会場はコメダのお膝元、名古屋。
9名のファイナリストと、ファイナリストを応援する仲間たちが集まりました。


2024年も寄せ書きパネルを用意。応援にきた仲間たちは激励を、ファイナリストは意気込みを書いていました。
とっても上手にイラストを描いてくださった方も!


いよいよ開始時間。開会式が始まり、ファイナリストの入場です。みなさんの表情から緊張と高揚、それからわくわくの感情が伝わってきます。

客席から、ファイナリストを応援するために店舗から応援に来たスタッフやオーナーさんたちの、頑張れ!の声が響きます。この日のために横断幕やうちわを手作りされているお店もありました。一緒に働く仲間たちの声に、ファイナリストは笑顔で応えます。
 

様々な想いを胸に出場したファイナリストたち。本当にコメダが好きで、接客が好きだという気持ちがひしひしと伝わってきて、私はこの時点で泣きそうに…。
 

全員が意気込みをした後、競技が始まります。最初は質疑応答から。

30秒という決められた時間の中でお客様が知りたいことを理解し、正確に情報を届けるという難しい競技です。知識力と対応力が試されます。
しかも質問はコメダ公式アプリのこと、さんかく屋根の下のこと、コメダが行っているサステナビリティ活動についてなど多岐にわたるので、普段の業務以外にもしっかりとコメダの勉強が必要なのです。
 

続いての競技は5分間のロールプレイング審査。2023年は一組のお客様役への対応でしたが2024年は二組のお客様の対応をします。

ここで難しいのは、普段は一緒に働く仲間がいるけれど、競技中は自分一人しかいないということ。時間帯によってはホールを一人で回すこともありますが、全部に目を向けていなければならないハードな場面です。
片方のお客様の対応をしている間、片方のお客様はコンセントを探していたり、レジに並んでいたり。それに気づけるのか、気づいたときにどういった対応をするのかが見られています。
 

丁寧に対応することはもちろんですが、お待たせしすぎるのもいけません。みなさん自分ができる限りの丁寧な接客をお客様役にしてくださっていました。
ロールプレイング中には「カツパン50個、明日お持ち帰りできますか?」「この赤いソファー、家に欲しいんだけど購入できますか?」など、ファイナリストも思わずびっくりしてしまうようなお願いがお客様役から出ることも。
 

難しい質問やお願いも、スタッフはお客様に寄り添った対応を心がけます。
なるべくできるように、解決できるように、お客様と対話を繰り返しながら進めていきます。決められたマニュアルがないからこそ、対話を大切にしているんですね。
私は4年半ほどお店で働いていましたが、私じゃそんな言い回しは出てこないな、その伝え方はお客様を傷つけなくて素敵だな、と関心したことが多々ありました。私自身も多くの学びを得ることができた時間になりました。
 

休憩中のファイナリストのみなさん。今回驚いたのは、ファイナリストの方々の仲がとても良いということ。コンテストということでみなさんバチバチしているのかと思いきや、控室からは楽しそうな声が。コメダで働く仲間たちと、接客を通じてお互いの技術を高め合える、接客コンテストはそういう場なのだと改めて感じました。

休憩の後は、いよいよ結果発表。まずは全国大会出場記念盾がファイナリスト全員に授与されます。

全国大会に出場したという証の盾を手に結果発表を待ちます


そして上位3名の発表です。

3位の前田さん
2位の西島さん
優勝は稲沢駅東店の赤堀さん

最後に全員で写真撮影をして、接客コンテスト2024 全国大会は幕を閉じました。


受賞者インタビュー
コンテスト後の懇親会会場でインタビュー。受賞者後、みなさんどんなお気持ちなのかを聞いてみました。

 

去年のリベンジができました。去年からたくさん勉強して、ようやく「くつろぐ、いちばんいいところ」の入口に立てたような気がします。正直悔いが残るところはありますが…。
接客って聞き方ひとつで全然変わってくると思うんです。そういうのを、私1人だけじゃなくてどんどんお店のスタッフに伝えていきたいです。お店の中にコメダ本部のようなトレーニング部を作ることが目標です!直接お客様からの笑顔をいただける、接客のそういうところが大好きです。


 

地区大会の時の方が実は緊張していました。全国に行けると決まって、ここに来たからにはもう全力で楽しもうと思いました。この舞台に来られたことの達成感が今回は大きかったです。本当に楽しかった!今後は店長として、自分ができるアドバイスをして人を育てていきたいです。そしてずっと前線でお店に立っていたい!コメダの接客は「楽しい」一択です!


 

去年入賞できず、今回もあまり準備に時間をあてられなかったので今年もどうかな、と思っていたのですが、笑顔と勢いで乗り切れました。結果が出てとても嬉しいです。今店長をしているのですが、接客の楽しさみたいなのを一緒に働いてくれているスタッフに伝えて、一緒に接客を楽しめたらなと思っています。



コンテスト担当者インタビュー
接客が好き、コメダが好きという熱い想いを抱いたスタッフが集う接客コンテスト。そんな接客コンテストを取りまとめている、営業推進部の金田さんにお話を聞いてきました。

――金田さんの思う、「コメダの接客」はどんなものですか?
実はないんです。
――ない…ですか?
ないというか、正解がなくて。結局、「くつろぐ、いちばんいいところ」ってお客様がくつろげていたら正解なので、実は形がないのが当たり前だと思っています。何かすることも大切だし、何もしないというのも素晴らしい接客の一つ。どういう接客をしたらこのお客様はいちばんくつろげるのかな、というのを考えて、その時に合わせて変えていくのが一番コメダらしいというか、大切なことだと思っています。
――確かに、くつろぎ方はそれぞれ異なりますよね。私も話しかけるタイミングは気を付けるようにしていました。

担当者の金田さん

 ――これからも接客コンテストは続いていくのかなと思いますが、金田さんは今後コンテストをどうしていきたいですか?
接客コンテストって、堅苦しいイメージがあると思うんです。評価されるのが怖い、私なんかが…という気持ちが先行してしまう。
――自分のミスの指摘とか、順位がつくのはとても怖いです…。
そう思いますよね。でも、実はそこまで怖くないんですよ。
――今年のファイナリストの方はみなさんとても仲良しでしたね!みなさんでお互いを讃えているように感じましたし、会場は厳かだけどとても温かい雰囲気でした。
そうなんです。日頃みなさんがやっていることがどう映るかっていうのは怖いかもしれませんが、普段通りを披露してくれればよくて。敷居は高いかもしれないけれど、そんなに怖くないよっていうのを発信していきたいですね。
そして、気軽にコンテストに触れる機会を作りたいです。そうすることで、楽しいな、とか、接客ってまだまだできることあるなって思ってほしいので、そう思っていただけるように私も頑張ります!


いかがでしたでしょうか。
コメダでは、あえて接客に正解を作らず、お客様を「見て」「考える」力を伸ばすことでおもてなしを磨いています。その成果は、コンテストやお客様のお褒めのお言葉を通して他のお店やオーナーの方々に伝わり、より良い接客が広がっていきます。コメダのお店で“くつろぎ”を感じていただけるお客様が、ひとりでも増えますように。これからもコメダはお店と接客を磨き続けます。

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16 件の返信 (新着順)
やっちゃん
2025/04/01 16:28

ずっと気になっていました🙂

あきなり
2025/04/01 11:31

みなさん真剣!心地よいわけですね‼️

キュートママ
2025/04/01 11:12

ファイナリストのいるお店で接客を受けてみたくなりました🥹
気持ちのいい、素敵なお店づくりに繋がる取り組みとしてとても良いコンテストだと思いますし、ますますコメダファンになりました👏

わがらしcoffee
2025/04/01 06:57

表舞台には出ていない多くの方が、今もたくさんのお客様の笑顔や元気の源になっていると思います。全国のコメダスタッフの皆様、お疲れ様です^^

ミック
2025/04/01 05:51

受賞された皆様おめでとうございます

残念ながら逃してしまった皆様もお疲れ様でした
素敵な接客のおかげでコメダタイムが快適に過ごせます。

けいちゃん
2025/03/31 21:22

接客コンテスト。素晴らしいですね
私も接客業なのでドキッとします。コメダ珈琲店全体的に、素晴らしいんですね。いつも、接客参考にさせて、もらっています。

みいこ
2025/03/31 18:28

今晩は。
東京ドームシティミーツポート店が唯一関東勢ですよね♪
東京ドームに行ってみたくなりました。

sanuki
2025/03/31 17:45

後輩スタッフは、優れた先輩スタッフが育てるということですね。

それ行けカープ
2025/03/31 16:02

受賞された皆様、おめでとうございます。
受賞を逃した方々もきっと素晴らしい接客をされたんだと思います。
だからいつ行っても、ゆっくりとくつろげるんですね。

イシガミ
2025/03/31 15:10

赤堀さん、おめでとうございます。
木下さんも詳細なレポートをありがとうございます。
コンテストの内容とファイナリストのみなさんの努力が伝わってきました。
これからも、コメダでくつろげたらうれしいですね。