https://komeda-sankaku.com/announcements/3s00alsy1xlfjb8k

スライム「この前コメダに行った時、イユはなんだか悩んでいる感じだったな。どうしたもんかなぁ」

カービィ「イユちゃんのこと、しっかりと見ててあげようね♪」

カービィ「今日は無糖ヨーグルトにいちごバターを入れてみるよ♪」

スライム「それはいいけど、今日は俺達2人だけなのか？またホミコさんと特訓しているのかな？」

メタナイト「いや、私とホミコ殿との特訓は主に週末にやることにした。あまりに頻繁に行うとホイミンに怪しまれるのでな」

カービィ「あ、メタナイト！こんばんは♪」

スライム「こんばんは。しかしホイミンには正直に話しても良いと思うんだけどな。別にやましい気持ちがあるわけでもないし」

メタナイト「それはホミコ殿が決めることだろう」

カービィ「ふーん？それじゃデデデとワドルディはどうしたのかな？」

メタナイト「ワドルディはデデデに鍛え直してもらっているのだろう」

スライム「え、鍛え直す？ワドルディが？」

メタナイト「恐らくホミコ殿に触発されたのだろう」

スライム「そ、そうなのか？でもワドルディに戦うイメージは無かったぞ」

カービィ「あ、スライムは知らなかったんだね。ワドルディは普段はおとなしいけど、いざって時は槍を持って勇敢に戦うんだよ。僕も何度か助けてもらったよ♪」

メタナイト「彼は努力家だからな。なかなか侮れない戦闘力を持っている」

スライム「全然気付かなかった…俺も鍛え直した方が良さそうだな…」

カービィ「そういえば、この前イユちゃんが『わたしはここにいて迷惑かな…？」って言ってたよね？どうしてそんな事思ったんだろう？」

メタナイト「先日ホイミンとイユ殿が2人でいる時に襲われた……と、ホミコ殿は言っていた。そしてイユ殿は、自分が狙われていた事も感づいていたのだろう」

スライム「だから、自分がいる事で周りの人達に危害が及ぶと考えてしまっているんだろうな。それが正しいかはともかく、そう考えてしまうのは変な事でもないだろう」

カービィ「うーん…それがわからないんだよね。そもそもどうしてイユちゃんが狙われなきゃいけないの？」

スライム「まあ…イユは個人的に恨みを持たれる子には見えないからな。記憶を失う前はすっごく荒い性格してた可能性もゼロではないけど…」

メタナイト「……1つ思い当たる節がある。彼女が狙われるのはメタルホイミスライムだからではないだろうか？」

スライム「…………俺もそれしか思い浮かばなかった」

カービィ「え？どういう事？」

メタナイト「以前話したように、メタルホイミスライムはとても希少な魔物だ。言い方は悪いが…途方もない額で取り扱われる事もあるほどだ」

スライム「そうでなくても、メタル系スライムって狩りの対象になるんだ……何匹か倒すだけで簡単に強くなれるからな」

カービィ「そんな理由でイユちゃんを狙うだなんて！さすがに許せないよ！」

メタナイト「うぬ、そのような輩にイユ殿をやらせるわけにはいかぬ」

スライム「もちろんだ！………(あれ？ということは……)」

カービィ「よーし！いちごヨーグルトを食べて、僕も頑張るぞー！」

メタナイト「君はどんな時でも食事は欠かせないのだな」

スライム「(お父さん……お母さん……1人にしないで……人が怖い……わたしはいないほうがいい……)あ…ああ！！」

カービィ「スライム？どうしたの？」

スライム「あ……いや、なんでもない(イユの失った記憶ってもしかして……)」

メタナイト「………」

殆ど答え合わせ……ですかね？