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ワドルディ「この前ホミコさんがメタナイト様達に『イユちゃんを守る為に私を鍛えてください』とお願いしていました。メタナイト様と大王様は快く引き受けていましたが…」

スライム「大きな力を得ようする事は、それだけ危険も伴う事だからな……」

カービィ「もうりんごバターも残りわずかだから、いちごバターと組み合わせぱんに塗ってみるよ♪」

スライム「ようやくりんごバターを使い切る事が出来たな。かなり時間がかかったぞ」

ワドルディ「本当は一度開栓したらなるべく早めに食べ切らないといけないんだけどね」

スライム「一応賞味期限以内に使い切れたから大丈夫だと思いたい。しかし今日は俺達3人しかいないんだな」

カービィ「イユちゃんはホイミンと2人でお出かけだって！」

ワドルディ「大王様とメタナイト様はホミコさんの特訓を見てたよ」

スライム「そっか、早速特訓を始めたのか」

カービィ「でもホミコちゃんがいきなりあんな事を言うなんて驚いたよ！」

スライム「イユの事が大事なのは分かるが、まさかここまでするとはな」

ワドルディ「子供のためなら親はなんだって出来る…って言葉もあるくらいだからね」

スライム「俺の両親もそうだったのかな？」

カービィ「僕も親の事はよく分からないけど、きっとそうだと思うよ。家族や友達を守りたいって気持ちは一緒だよ♪」

スライム「…まあ今となっては確かめようもないけど、そうだったら嬉しい気もするな」

ワドルディ「スライムのご両親はもう亡くなってるの…？」

スライム「多分ね。実は両親の事はよく知らないだよな」

ワドルディ「そ、そうなんだ…」

カービィ「りんごバターといちごバターを塗ったらオーブントースターで焼くよ♪」

スライム「果たして上手く出来るのか？」

ワドルディ「そういえば、どうしてスライムはホミコさんにあんな約束をさせたの？」

スライム「約束というと、修行で得た力を誰かを傷付ける為には使わないってやつの事だよな？理由は簡単だよ。相手を傷付けたら、復讐されるリスクがあるからだ」

ワドルディ「仕返しをされる危険があるって事かな…？」

スライム「そう、下手に力を誇示したり間違った使い方をしたら、誰かに恨まれたりする可能性が高くなり、そして自分の周りの人達に危険が及ぶ。それで仮に自分の大切な人が傷付けられたらこっちも復讐したくなってより大きな力を求める」

ワドルディ「その結果どんどん復讐や傷付け合いの連鎖が大きくなって…やがて取り返しのつかない事になるかもしれない…」

スライム「そういう事。だからって強くなければ大切なものも守れない。大切なのは力をどう使うのか…だな」

カービィ 「うん。でもホミコちゃんなら大丈夫だと思うよ♪」

スライム「まあ…な。念の為に確認しただけだよ」

カービィ「パンが焼けたよー♪早速食べるよ♪」

スライム「見た目は悪くないな。じゃあいただき…」

ワドルディ「………あ、ごめん！そろそろ大王様の所に戻らないと！」

カービィ「そうなの？でもパンを食べてからでも、いいんじゃないかな？」

ワドルディ「ありがとうカービィ。でももう行くよ！」

スライム「そ、そうか。じゃあまたな」

ワドルディ「うん！それじゃあね！」

カービィ「ワドルディとも一緒に食べたかったのに、残念だなぁ」

スライム「そうだな。しかしデデデって今はホミコさんの特訓を見てるんだよな？」

カービィ「あ、そうだね。それならそんなに急いで帰る事もないよね？」

スライム「確かになぁ。そういえばカービィ達って元々は敵同士だったって言ってたよな？どうやって仲良くなったんだ？」

カービィ「思いっきり喧嘩してぶつかり合って、その後は美味しいものを食べて仲直りだよ！デデデやメタナイトともそうやって仲良くなったんだよ♪」

スライム「な、なるほど。美味しい物を一緒に食べて赦し合う…それも１つの強さかな？」

カービィ「それより、スライムもパンを食べようよ！美味しいよ♪」

スライム「お、そうだな。…うん、りんごとイチゴのジャムが混ざった感じで美味いな」

カービィ「今度は皆で一緒に食べようね♪」