トーストと言ったらトースト——ココアと、トーストを食べてきました。

バターナイフでバターを、1本分まとめてさっとひと塗りし、その上からジャムを3つの山に分けて乗せました。それから、ジャムだけは少し丁寧に広げ、さてホイップはどうしよう？——好きなように食べました。ジャムが多めで酸っぱかったり、甘かったり、まだ白いバターがなめらかで病みつきだったり、逆にどちらもあまり見当たらないときは、そっとココアに浸してみたり……千切るときにできたふわふわの窪みに、カップから大きく掬ったココア混じりのホイップを詰め込み、もっと大きく頬張ったときは、まるで本物のショートケーキを食べているようでした。

もう半分も好きに楽しんで、おいしくてお腹いっぱいになりました。ココアの苦味が、いつ以来かしたたか味わえて新鮮でした。

食べ終えて、見渡すとこの時間この場所こそ、最高の席でした。福袋を予約できた安堵と一緒に、その満足を家まで持ち帰りました。

一夜明け、今朝の同じコメダです。

花屋が開く時間までゆっくりと過ごし、故郷の墓と名所と、コメダへ。