コーヒー栽培の秘密を探れ! コーヒーの木が育つまで。【復刻記事】
コーヒーってどうやってできるの?
皆さんが普段何気なく飲んでいるコーヒー。
コーヒーは、コーヒーの木から実をとって種を取り出して焙煎して抽出するのですが、そもそもこのコーヒーの木ってどうやって栽培するんでしょうか。今回は、コーヒーの木の栽培についてご紹介していきましょう。
コーヒーに適した地域
コーヒー栽培に適した地域は、赤道を中心に南北に緯度25度以内の、標高の高い地域と言われています。いわゆる「コーヒーベルト」です。
コーヒーの木自体はとってもデリケート。気温が高すぎても低すぎても育ちません。
15℃以下や30℃以上の気温では発育が止まってしまい、5℃以下だとなんと枯れてしまうそうです。かといって、適温内でも一日中ずーっと同じような気温だと、味がぼやけてしまい美味しいコーヒーになりません。
コーヒーベルトの中でも一日の気温差が激しい、標高の高い地域が適しているんですね。他にも、雨・日当たり・温度・土質それぞれに厳しい条件を満たす必要があり、実は育てるのが非常に難しいのがコーヒーの木なのです。
コーヒーが育つまでの期間
そんなコーヒーの木は、生豆を植えて1~2ヶ月程度で目が出ます。マッチ棒のように出た芽は双葉となり、すくすく育って1年間で約40cmくらいの大きさに。そこから農地に植え替えて、成木となるまでには3年以上かかります。
シェードツリーと呼ばれる高さのある木を植えておくことで、直射日光で気温が上がりすぎるのを防ぎます。写真の右のほうのバナナの木がシェードツリーです。
成木~収穫
成木は収穫がしやすいように2mくらいで整えられます。そのまま伸びると10mにもなるんだとか。白い綺麗な花が咲き、かわいらしい実がなります。
この実を手で一つひとつ摘み取って、収穫していくのです。
育ててみよう!
そんな手間ひまかかるコーヒーの栽培ですが、観葉植物としてなら気軽に楽しめます。艶のある葉っぱが可愛いので、おうちで育てている方もいらっしゃるかもしれませんね。量は期待できませんが、うまくいけば自分で育てたコーヒー豆を収穫することができるかも。
用意するもの
・植木鉢またはプランター(小さいうちは苗用ポットでも可)
・土(川砂・赤玉(小粒)・鹿沼土がオススメ)※水はけのよいものを選びましょう
・生豆(殻付きのもの)
1.生豆を殻付きのまま、ひと晩水につけおきます。
2.土を深さ3㎝くらい入れて、上から生豆を置いていきます。
!注意!生豆は、線が入っている方を下に向けて置きます。
ひと粒ずつ、間をあけて置いていきましょう。
3.上から、土を2㎝ほどかぶせていきます。
ちょうど、下図のような状態ですね。
4.お水をあげたら、気温20℃から30℃くらいの場所に置いてあげてください。
寒冷紗や園芸の網をかぶせて、直射日光や虫を避けてあげるとより良いです。
5.表面が乾いたら水をあげつつ、温度を保っていると…
1~2ヶ月程度で芽が出て双葉になります。
6.芽が出たら、深さ30㎝程度の鉢やプランターに植え替えます。
オススメは、赤玉:腐葉土=7:3の割合で混ぜた土。肥料を少し混ぜてあげてください。
1年程度、水をあげながら育てます。水やりは、夏場は週に2,3回、冬になったら週1回程度でOK。
温度は15℃~30℃に保つことが大事。15℃以下では休眠状態になり、5℃以下では枯れてしまいます。また、30℃以上では光合成が止まってしまうそうです。
写真はコメダの本社に置かれたプランター。
芽が出ますように。
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こちらは復刻記事として、リニューアル前のさんかく屋根の下で公開されていた、過去の記事を紹介しております。
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投稿を表示5度以下がダメとは、なかなか、日本では、大変ですね🤔 露地栽培できるのは、沖縄くらいでしょうか
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投稿を表示もらった珈琲の生豆、ここまで大きくなりました。😊
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