手作りデザート
のむ信玄餅、グラクロと食べて、いよいよ、この冬特別のシロノワールと対面しました。
ずっしりと安定感のあること。惜しみないきな粉の何ときれいに振るわれていることか。コーヒーのように深い色をした蜜の、よく滑りよく香ること……無闇に高くしないマイコメダのソフトクリームは、ああ何て美しい山のようだ。
桔梗信玄餅とは、包み紙の上できな粉と黒蜜を練るようによく混ぜ、小ぶりな白いお餅を楊枝で一つずつひたして食べる、作るひとも食べるひとも何より手を重んじる銘菓であることは、ご存知の部員さんも多いでしょう。かくいう自分は、職場の山梨みやげでもらったときに食べながらそう教わりました。
ところが、これがコメダのシロノワールになるとです。大きな白いソフトクリームが鎮座しているものだから、さてどう食べよう……まさか、ソフトを練るわけにもいくまいし。
そう考えているあいだにも、溶けるのは待ってくれません。出した答えは、そのまま天を仰いで食べる、でした。

いままででいちばん、親鳥を待ち受けるツバメの雛になった気持ちがしました。
主役の黒蜜は、食べていくとわかったのですが、ソフトに圧されてできたデニッシュの窪みに滑り込んだ分と、きな粉に弾かれてお皿の縁に落ちてしまった分とがあって、どちらからも味わえたのがよかったです。それと感動したのが、みんなが絶賛しているクリームです。いわれなければクリームと気づかないほどもちもちで、思わず見つめたほどきれいでした。それが、見ただけではわからなかったのですが、均等にサンドされていたおかげでどの銀杏形も最高のおいしさが楽しめました。マイコメダを選んでよかったです。
とくに後半は、お皿のほうの黒蜜を、溶けてきたソフトクリームときな粉と一緒にデニッシュの白い面で拭き取って味わったのですが、その桔梗としかいえないきな粉蜜がよく染みたのが、そう、どれだけお餅がおいしくてもそれだけで終わらない、やはり、コメダのシロノワールでした。
満ち足りて、残りのコーヒーと雑誌を読んでゆっくりしました。お腹が落ち着いたころ帰りました。