今朝もコメダのおいしいコーヒーと、特別なブラックサンダーを食べました。

そうどこでもは手に入らないぶん、さすがにおいしい。ブラックサンダーの神が「味わいなさい」と宣うのにも、ただ頭を下げるのみです。

一方で、コメダのコーヒーは、その日売り切れの場合を除いてどこのコメダでも何らかの形で必ず買えるのは、本当にありがたいことです。今朝は、袋の豆を使い切ったところで、福袋に入っていたのと同じタイプのドリップバッグで淹れました。　

お手軽でおいしいです。いつもと違うのは、カップに落としたコーヒーが美しく見える高さにはやや足りなかったぶん、熱湯を注いでアメリカンにしたくらいです。

ドリップバッグのコーヒーは、父の仕事柄、子どものころ御中元と御歳暮でよく家に届きました。

当時は意味がわからず、成人してコーヒーが好きになってからも、両親に許されて選んだのは、同じ化粧箱のなかでも決まって缶入りの挽いてある豆のほうでした。好んだのは、キリマンジャロ（いまでいうタンザニア）です。

コメダの社是が、「珈琲を大切にする心から」であることは、なかにはご承知のひともいるでしょう。コーヒーを家庭に贈るということ、そしてそのコーヒーをおいしく味わうことの意味が、幼かった自分にも段々とわかってきました。

話は変わり、昨日10何年かぶりにスポーツ新聞を買いました。一面に、コメダのカップがかっこよく映っていたからです。

「振る。振り込みます」——その熱い思いを受け止め、年間通じた安定のため、覚悟を新たにしました。