2024年も個性が光る、素敵な豆菓子パッケージが出来上がりました。

ドリンクを注文するとサービスでついてくる豆菓子ですが、みなさんはパッケージが季節ごとに変わっているのをご存知でしょうか。コメダ珈琲店で季節の移ろいを感じていただけたらという思いからはじまった、小さな季節のお便りです。

未来を担う学生さんに、学外で作品を広める場を作りたい。そんな思いで2022年より始まった豆菓子パッケージのコンペティション、2022年度はコメダのお膝元ということで愛知県の学校から募集しました。去年の反響を受け、2023年度はグーンと範囲を広げて全国の学校から募集したところ、なんと199の作品が集まりました。

たくさんの作品の中から社内で審議を重ね、パッケージに採用されるグランプリ1作品、グランプリのほかにコメダ賞として10作品が選ばれました。
大賞に選ばれたのは静岡文化芸術大学の大平乃与莉さん。デザインしてくださった春のパッケージはこちら。

イラストに手が描きこまれていることにより人の温かみが感じられ、コメダ珈琲店の特徴でもある商品のボリューム感がパッケージの中でも伝わります。

 

大平さんに作品について伺いました。
――どんな思いを込めて描きましたか？
四季という4つの絵を描くにあたって、「コメダ珈琲店で過ごす四季」をテーマにしていたので、絶対に「手」を入れるようにしました。手を入れることによってコメダ珈琲店で過ごしている臨場感、お客さんが過ごしている姿がイメージできるかなと思いました。

――こだわったところはどこですか？
全体でシリーズ感が出るように、手、商品、季節のモチーフを入れました。春はイチゴとモーニングに。色はコメダ珈琲店の雰囲気に合うように、可愛らしい、優しい感じを出すようにしました。

――受賞した感想を教えてください。
びっくりしました。まさかグランプリに選ばれるとは思ってもみなかったです。でも実際に自分の絵がお店で使われるということで嬉しい気持ちも強いです。友達に自慢したいなと思います！



コメダ賞の方の作品も、作者のコメントとともにご紹介します。どの作品もひとつひとつこだわりや物語があってわくわくするものばかりですのでぜひ見てみてくださいね。
 

「コメダ珈琲店の個性豊かで多彩なメニューを表現したかったので、命を吹き込むようにポップでユニークなデザインにしました。そのため、あえて原色を多用し、パキッとした印象を与えることに挑戦しました。とても楽しいデザインになったと思います。」

 

「コメダ珈琲店のブランディングに反さないように色合いに特に気を付けました。四季に合う色を使い、枠の色は統一し、コメダ珈琲店でも使われているロゴの色と似た色を使いました。」

 

「日常に溶け込むコメダ珈琲店をイメージしてこの作品を作りました。四季のモチーフとコメダ珈琲店の商品、どちらかが目立ち過ぎるということはなく、両者の調和が取れた世界観を作り出したところが今回私がこだわったポイントです。」

 

「四季に分かれて作るということで、四季が確実に伝わるようにしたいなと思いました。窓の枠はコメダ珈琲店のロゴの外枠と同じ形に。窓を統一することで統一感を持たせつつ、モチーフを変えることで四季を表現することを意識しました。」
 
 

「ストーリー性を持たせたかったので、1羽の鳥が家族になっていくというストーリーがこだわりポイントです。全体的な表現としては今流行りのレトロ感を出したかったので、レトロな喫茶店の外看板をイメージして作りました。」
 
 

「小さいときからコメダ珈琲店をよく利用していました。コメダ珈琲店から感じる温かみを表現することを意識して描きました。四季とコメダ珈琲店の商品を一体化して、遊び心のあるデザインにしたところがポイントです。」

 

「初めて名古屋を旅行した際、小雨の早朝に友人とコメダ珈琲店でゆっくりと過ごした時間が今でも印象的でした。そしてデザインの最中も、友人とコメダ珈琲店で過ごした思い出の朝を何度も思い返し、ささやかな喜びを再実感できました。」

 

「くつろぎがテーマだったので、パッケージを見てて楽しめるものを作りたくて隠し絵を描きました。今までのパッケージは季節によって背景が変わっていたけれど、もっと新しいデザインにしたくて背景は全て茶色に。コーヒー1杯の中に季節を感じられるようにコップの中に季節のものを入れて作りました。」

「いろいろな視点から見たコメダ珈琲店を描こうと思いました。色味も全体的に明るく、温かい雰囲気になるようにしました。細かい描写を意識したので、細部まで見ていただきたいです。」

 
 

いかがでしたでしょうか。
受賞した学生さんからは「今回のコンペに受賞したことは自信になった」と嬉しいお言葉をいただきました。今回のパッケージデザインコンペティションを通して、学生さんのユメを応援できていたら嬉しいです。
グランプリの作品はこれから店舗でパッケージとして順次登場し、みなさんのもとに季節のお便りとして届きます。学生さんならではの視点から作られた豆菓子パッケージ。想いの詰まった作品を、ぜひコメダ珈琲店でお楽しみください。