今日はうれしいことがありました。近所で発注していた手織りの財布が完成したのを、無事受け取ることができたのです。

最初に買ったコメダグッズは、オリジナルトランプでした。開封すると、2種類のジョーカーを入れて54枚のカードのほかに、使うことのない2枚がいちばん上に置かれています。

その1枚目に、珈琲所コメダ珈琲店の4つの看板メニューが描かれています。

その印象が強かったのでしょう、マークとの対応は、スペードがコメダブレンド、ハートがシロノワール、クラブがクリームソーダでダイヤがサマージュースだと、最初に思い込みました。さらに、ジャック、クイーン、キングの服装と自然のシンボルから、季節との対応は春がクリームソーダで夏がサマージュース、秋がシロノワールで冬がコメダブレンドだと、これもまた思い込んでいました。

実際には、エース（A=1）を見ると一目瞭然、ダイヤはミックスジュースのようです。しかし、2から10までは果肉の表現からまだそう見えても、11から13となると、ミックスジュースなのかサマージュースなのか、この目には判然としません。

自分は、正解を突き止めたり言い当てたりすることに、そこまで喜びを感じない人間です。わかるのは、夏生まれの母と十分向き合えずに生きてきたみずからの過去と、運動をたくさん経験したせいか暑さは平気でも、夏を見るのがずっと苦手だったのだろうということです。

それよりも、ここまで作り込まれたトランプ（原型は、アメリカ合衆国のプレイング・カード社による“Bicycle”（自転車）というブランドで、それがコメダ流にアレンジされたもののようです）から、自分は、コメダのひとたちの思いを感じ取ります。どんなときでも、どんな季節でもずっと、コメダが特別な空間であり続けてほしいと。

最初に見せた4つのカード入れと財布（手前のものは、マチがありネーム印なども入りそうです）は、この自分にとって、昨秋の区民祭りで絞りを手にとって以来、その間ずっと、コメダと、このさんかく屋根の下とともに生きてきた記憶と合わせて、この街との深いつながりが感じられるとても大切なものです。十二分に吟味して買い求め、最後にダルマのメタルチャームを纏わせると決めて発注した際にイメージを伝える写真も、厳選しました。

その環がここにようやく閉じ、このダルマグラスをもって——そこに入れられたものが何であれ——季節がめぐり出したことが、うれしいです。たんにうれしい通り越し、心を熱するものを感じます。

こんな熱い日は、特別なアイスドリンクが飲みたくなりますね。混じりけのない深いコーヒーが、抹茶和三盆にこのうえない華を添えてくれます。