レールの先へ
名鉄の企画乗車券「半田散策きっぷ」で、半田の旅に出ました。
愛知県半田市は、知多半島中部に位置し、人口は県内で稲沢市、瀬戸市に次ぐ約11万人です。江戸時代から発酵・醸造業と海運業で発展し、6年に1度開催される「はんだ山車まつり」は稀に見る壮麗さを誇ります。観光エリアは「赤レンガエリア」、「運河エリア」、「亀崎エリア」そして「南吉エリア」に分かれ、コメダは、瑞穂、宮本、亀崎、岩滑(やなべ)の4店舗があります。
行くと心が決まったら、名鉄のパンフレットとコメダ公式アプリを頼りに、3食コメダの計画を立てました。企画きっぷの目玉である半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)はもちろん、半田運河、港町亀崎、そして新美南吉の里を楽しみに、一日をスタートしました。
知多半田駅で降り、駅前で必要なパンフレットを入手したら、コミュニティバスでコメダへ直行しました。

驚いたのは、その停留所の名前がほかでもない「コメダ瑞穂店」だったことです。
これなら、間違えるひともいないはずです。この地域にコメダがどれだけ根づいているか、あるいは同じことでしょうが、地域のひとたちがどれだけこのコメダを大切にしているかは、そんなところからも感じ取れました。
モーニングは、みんなの感想を読んで気になっていた、瀬戸内レモンにしました。

夏らしい爽やかさが弾けて、おいしかったです。旅先の特別感を盛りあげてくれてうれしかったです。
トーストが、見たことのない切れ込みの入れ方でした。4分割なのもですが、深さがローブパンなみだったのです。そのおかげで、それぞれのピースをいつになく楽に、きれいにちぎることができました。文字通り、半田のひとのやさしさに触れた思いがしました。
食後は、パンフレットを広げ、わくわくして旅の前途を思い描きながらゆっくりさせてもらいました。ほど近くのテーブルで他愛ない会話に花を咲かせる地域のひとたちの声を聞いては和み、窓辺のしつらえを眺めては、心安らぎました。
やがて引き返すバスの時間が近づき、簡単なお礼を伝えて、お店をあとにしました。




午前中いっぱい、半田運河の散策を楽しみました。ミツカンの蔵は威風堂々として、日本庭園ではじゅうぶんな休息がとれました。
昼からは、JRで亀崎へ足を伸ばす予定でした。港町もひさしぶりです。心配なのは日差しですが、はたして。
