半年ぶりに、コメダ本部の所在地である葵店へ行きました。

愛知県は、何年かの例外はあったと思いますが、少なくともこの自分が子どものころからずっと交通事故死亡者数全国ワーストワンです。歩行者、自転車運転者含め交通ルールに無理解なひと、より広くいえばひとを急かして平気なひとを少なからず見受ける一方、ここに背中の見える老境の男性のように（自転車は自転車用の道を選ぶ）、良識をわきまえたひとも一方ではいます。

こういうひとには、ともすると見すぼらしい外見にかかわらず、自分はついていきたくなります。たとえおたがい気づかずにいたとしても、あるときどこかのコメダで一緒になっていたのなら、それはとてもうれしいことです。

かわいいですね。こんなの、すぐその場で予約しないほうがおかしいでしょう。

真面目な話、この日葵まで足を運んだ理由の一つがコメチキクリスマスボックスの予約でした。近くのコメダで取り扱いがなく、本部所在地なら確実だろうと。

それにしても、本部だからといって身構えるような客層ではまったくないのは、あらためて教えられた気がします。本店でも感じることですが、第一に地域のひとを大事にし、その地域のお客さんから日々の生活のなかで愛される、それがコメダの根であると。

さて、肝心のモーニングはカフェオーレらしいカフェオーレで身体の芯からあたたまり、焼き色とバターの染み具合の申し分ないトーストにふわふわたまごがおいしかったです。おいしくて、ものの5分で食べてしまいました。

食べ終えてから、すみやかに用紙に記入して無事、コメダのクリスマスボックスが予約できました。選んだのは、24コ入り（バーベキューソース2コ、レモンポーション2コつき）のほうです。イヴの晩とクリスマスの朝、半分ずつお腹いっぱい食べるのが、いまからとても楽しみです。

ご飯は、どうしよう。近くのコメダでテイクアウト？　それならケーキーも一緒に？　その前にスープとパンとサラダは？

クリスマスに向かって、自然と想像が膨らみます。お店の前の素焼きのスノーマンも、そんなうきうきした気分に笑顔を見せてくれているようでした。

ところで、この日葵を選んだもう一つの理由は、紅葉の見ごろを迎えた同じ東区の徳川園へ歩いて向かうのに恰好の出発地だったからです。

熱田区の白鳥庭園と並び、愛知県屈指の池泉回遊式庭園です。回る順序に決まりはないのですが、自分は、この道順が好きです。

湖畔では、着物を借りて記念写真に収まる若い恋人同士とすれ違いました。クリスマスがいよいよ近づき誰もが幸せそうなのを、この自分も、喜びとするものです。