ヒラメキさんぽで、天白区を訪れました。

平地にマンションが林立する、天白区の原風景です。田舎育ちの自分にはそれが怖かったのか、高校時代に故郷ではできない買い物を地下鉄沿線でしたきり、立ち入って歩くまでに何十年と過ぎてしまいました。

コメダです。いちじくの熟した香りが広がり、はちみつが入っていると錯覚するほど、甘みが尽きませんでした。

コールスローとたまごがあるから、酸っぱいのと塩っぱいのと、ニュートラルといってよいトーストと甘いコーヒーと、小学校の給食で習った「さんかく食べ」のようにしてじっくり楽しめるのもポイントです。実際、フロアには朝から元気な子どもの声が響いていました。

ところで、自分としては、このモーニングの主役はいちじくです。ところが、名古屋のひとはさすが甘いというかやさしいというのか、Aモーニングに追加で季節のジャムという形にすればバターを塗れますよと、親切に教えてくれました。

菰野でも疑問だったのです。どうしてLモーニングでバターにありつけるのかと……。

断らなくて、よかったです。そして、場所を変えて同じ注文をくり返したことで、答えがわかったうれしさ以上のおいしさに出会えたことが、何よりも幸せです。

1月も、素晴らしいヒラメキさんぽになりました。2月はいよいよ中川区、休日と好天が重なるよう願っています。