コメダ写真館

今年、物販のコーヒーパッケージがリニューアルされたのは大きかったです。時代の感性にデザインで寄り添う、コメダへの好感を新たにしました。

開封したてのコーヒーを淹れるときは、毎回わくわくします。

おいしくできたと思います。クリアさとコク深さが両立する、コーヒーとは本当に不思議な飲みものです。

今年の大きな旅行は、初夏の半田でした。瑞穂、亀崎、岩滑と朝昼晩コメダで食べて、たくさんの思い出ができました。

いまごろ、矢勝川堤では見渡すかぎり一面の彼岸花が開花へ向かっていると思います。有志が一つずつ植えたというエピソードは、あのさくら道国際ネイチャーランを思い出します。

中学生のころ、故郷の日進で彼岸花をよく見た年があります。田んぼの畦やお寺の植え込みに乏しく並んだ何本かを、足を止めてじっと……学校帰りや犬の散歩のときなど、決まって夕方でした。

この秋、もう一度半田へ行けたなら——あの日間に合わなかった記念館にしっかり時間をかけて、もう一度、そのすぐ近くのコメダで、きつね色にしっかり焼けた熱いグラタンを食べることができたなら。