コメダ写真館

モーニングを、少し歩いて公園のベンチで食べました。

バターがじんわり染みて、しっとりしておいしかったです。

小倉あんは、持ち帰り用の小さなスプーンでうまく広げられる自信がなく、三つに分けて盛る形にしました。いびつになってしまいましたが、見るひとの感性によると思いますが、これはこれならではの楽しさがありました。

何よりうれしかったのは、コーヒーが本当の本当に熱々だったことです。曇り空の下、心からあたたまりました。

マンションが建つ前、そこにあった専門学校に通う若者で公園がにぎやかなのが好きでした。がらんとしたスペースですが、遊び半分のキャッチボールやフリスビーにベンチでの語らいと、夕方に来れば、かならず誰かがいました。

キャンパスが駅の至近に移転したいま、彼らはきっと、振り返るより夢に向かって進み続けていると思います。そんななかで、もしあまりにも疲れたときは、それぞれがコメダから何かを持ち帰り、何もないこの場所へ来て、ひと時、ホッとできたなら。