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イユ「この前はご飯にいちごバターをかけて食べてみたの！珍味って言うのかしら？意外と美味しかったわ♪それはいいんだけどね……わたしはどうしたらいいのかな……」

スライム「前半と後半のテンションの差が……あんまり思い詰めないようにな」

カービィ「今日はトーストにいちごバターを塗ってみるよ♪」

スライム「普通は真っ先に試すはずなのになー」

ワドルディ「この前はいちごバターご飯を食べたんだよね……本当に美味しかったの……？」

カービィ「美味しかったよ♪イユちゃんも喜んでたよ♪」

デデデ「本当か！？またテキトーな事言ってるんじゃないだろうな！」

スライム「恐ろしい事に本当なんだ……」

ワドルディ「イユちゃんも結構独特な味覚してるよね…」

カービィ 「そういえば、ホミコちゃんとの特訓って何してるの？」

デデデ「今は基礎体力を付ける時期だからな！メタナイトは素振り千本とかやらせているな！」

スライム「ホミコさん、剣とか装備できるのか？」

ワドルディ「ホミコさんはブーメランの方が向いてそうだったよ」

カービィ「ふーん？デデデとは何をやってるの？」

デデデ「火の輪くぐりや玉乗りジャグリングをやらせているぞ！慣れてきたら鉄球避けや滝登り、桶持ち杭飛びをやらせるつもりだ！」

スライム「お前はホミコさんを何に育てるつもりなんだよ！」

ワドルディ「僕も一緒にやっているんですが、なかなかハードで…」

カービィ「へえー、今度は僕も一緒にやろうかなー♪」

ホイミン「リオ！今までの話は本当かい！？」

スライム「ホイミンいつの間に！？」

カービィ「あ、ホイミンこんばんは！今ちょうどパンが焼けたから一緒に食べる？」

ホイミン「おお、美味しそうだね♪じゃなくて！ホミコがメタナイトさん達と特訓してるのは本当なの！？」

デデデ「メタナイトでは無く、主に俺さまが鍛えてやっているのだ！」

ワドルディ「問題はそこではありません大王様…」

ホイミン「やっぱり本当なんだ…」

スライム「す、すまない。ホミコさんから口止めされていたんだ」

ホイミン「はあ……まあ変な事じゃなくて良かったよ…。でもなんで僕に黙って特訓してたのかなあ？」

ワドルディ「ホイミンに言ったら止められると思った…そう言ってたよ」

ホイミン「そりゃ…あんまり危ない事はして欲しく無いけどさ。でもきっとイユの為にやってる事なんだろ？それなら僕だって協力するよ！」

デデデ「うぬ、よく言った！お前も俺さまが鍛えてやるぞ！」

カービィ 「皆で火の輪くぐりや玉乗りジャグリングしようよ♪」

スライム「なかなかに不気味な光景だな…」

ワドルディ「それは良いんだけど、ホミコさんが特訓してる事、イユちゃんには気付かれないようにしないとね」

ホイミン「そうだね、今のイユが知ったら絶対気にするだろうからね」

スライム「既に薄々勘付いているみたいだしな」

カービィ「この前もホミコちゃんの事心配してたしね」

デデデ「むう……いっそイユも鍛えてやったらどうだ！？あいつ自身が強くなれば、襲われても1人で返り討ちに出来るぞ！」

ホイミン「な、何を言うんだよ！イユにそんな危ない事はさせられないよ！」

スライム「……いや、正直俺もそれは考えた。守られてるから申し訳ないと思うのなら、イユが誰かを守れるようになればいいのかなって」

ワドルディ「で、でもあんな小さな子に戦わせるのは……」

カービィ「そうだよー、それにあんまり強くなるのも危険だって言ったのスライムだよ？」

スライム「まあな…それ以前にイユはメンタル的な意味で根本的に戦いに向いてないとも思う。元々メタルスライム系って臆病ですぐ逃げちゃう上に、誰かに襲われた事が記憶を封印するレベルのトラウマになってる可能性が高いからな…」

ホイミン「その通りだよ！だからこの話はおしまい！イユは僕達が守ればいいんだよ！」

デデデ「しかし、子はいつか親元から巣立つものだ。いつまでも守り続けるわけにもいかんぞ」

ホイミン「！！！デデデさんの……バカ！！」ホイミンは逃げ出した！！

デデデ「お前！バカとはなんだ！！」

ワドルディ「だ、大王様！ここは抑えてくださ……行ってしまいました……」

カービィ「ホイミン、大丈夫かなあ…」

スライム「まあ…そのうち落ち着くだろう(……でもデデデの言うことももっともなんだよな。俺達だって、ずっとイユの側にいられるわけじゃないんだからな)」

 

 

まだまだスローペースです😴