イシガミ
2025/08/11 17:27
無言の安らぎ
定期的な訪問が楽しみな、もう一つのコメダを訪ねました。


エントランスの造形芸術が朝日にきらめいていました。結婚指輪のイメージから、それに留まらず訪れるすべてのひとの安らぎと微笑を願った作品です。
地下はいまどうなっているだろうと、胸が躍りました。

きれいでした。気取らず、本質を過たずとらえるたしかな感性が、いかにもコメダらしいお店だと思います。
モーニングは、いまがいちばんおいしいアイスウインナーから選びました。


おいしかったです。お冷やから小倉ホイップに至る、そのすべてが——なかでも、噛むたびにじわり染み出てくるバターは格別でした。
この日は、いつものスタッフさんと若き店長が接客してくださいました。挨拶だけでなく、天気の話とか、何かひと言でも会話を差し向けることができていたなら、とよく内省します。自分とて、ささやかな会話をきっかけとして相手への安心感が持てるようになることはあるからです。
しかし、相手の余裕を量ったうえで、元来無口であり、頑張って話そうとしておたがい窮屈な思いをするのも望ましいこととは思えません。
わがままな願いとはいえ、多くを語らずとも、何年間も何度も来店しているという行為そのものが満足と感謝の十分な表現になっていたなら、と考えることがあります。
名古屋駅桜通口へ引き返し、ひとの流れに合流しました。

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