やることがあって遠くへ行く日の朝、現地のではなくいつものコメダを選びました。それがいちばん、満たされて楽だからです。

朝からカツパンでもあるまいし、選べる範囲で最上級のモーニングをお願いしました。あんこのおいしさを引き立てるためでしょう、ジャム控えめなのがマイコメダらしく、たんに栄養というよりパンとあわせて活力の源を考え追加したひさしぶりのコメダのゆで玉子も、やはり最高でした。

通りから、クリスマスらしくポインセチアが飾られた窓辺によく知った白と黒の鶏が朝日を浴びて輝いて見えました。

駐車スペースの目印となる大きな看板は、今年改修工事がありました。きれいになってうれしいですし、維持管理に手を抜かないオーナーの姿勢が信頼できます。もう一つ、ここにコメダがあることを知らせる背の高い看板も、日赤病院のほかは高層建築のない街角の幸いでしょう、まばゆいばかりでした。

この朝、うれしいことがありました。いつものひとと会えたのです。

そのお客さんは、気安い会話をする仲ではないですが、毎朝このコメダへモーニングに来ているひとです。たまに自分が朝行くと、ほぼ決まった時刻に決まった席にいらっしゃるのでそうわかりました。一度うっかり、先に来た自分がその席へついてしまったときは心苦しかったものです。

かといって、嫌な顔一つされない立派なひとですし、そのひとばかりでなく、オーナーはじめスタッフのみなさんからどれだけ愛されていることでしょう。

マイグループで広く活躍するリーダー格のスタッフさんは、この日いらっしゃったのが、自分は声でわかりました。あたたかく頼もしかったです。最初から最後まで接客をしてくれた青年も、見習わずにいないほど立派でした。

そうやって、いつものように、大切な日に最高のスタートが切れました。