レールの先で、ココロは動きだす

去る4月4日火曜日、はじめての弥生バーガーを食べに岐阜領下店へ行って来ました。

名鉄名古屋駅と名鉄岐阜駅間は、一般車は特急料金不要の名鉄特急を利用し所要時間約30分です。いつも名鉄電車で遠出をするときのように、名鉄グループエリア魅力発見マガジン「Wind」（今月の特集は、愛知県犬山）を、この日は名鉄名古屋駅で手に取って、車中の気ままな供としました。

この旅の最初の目的は、マイ店舗とチケット共通の岐阜長良店で、コメダのモーニングを食べること。そのためには岐阜バスで長良川を越え、長良公園の向こうまで行くことになります。

はじめてのコメダで不安と期待の交わるなか、岐阜側の改札で「Emotion!」（#10/岐阜/GIFU）をいざ手に取り、見慣れた名鉄岐阜駅駅前の大通りへ降り立ちました。

バスの旅

道を尋ねる

長良公園のおよその位置は、自身ファンクラブ会員（レギュラーB）でもあるFC岐阜のホームスタジアム、岐阜メモリアルセンター長良川競技場の北東近くとだけ、あらかじめ頭に入れていました。ところが、いざ駅前の立看板で路線図を読むといま一つ確証が持てません。そこで、すぐ隣に大勢で見えた、岐阜県議会議員選挙候補者の支援者の一人に、大人しく道を尋ねることにしました。

その方も、普段バスはあまり利用しないとはいうものの、おそらくは名古屋の人間に特有の性急さを押し留めつつ、正確なことは言えないまでも精一杯教えてくださいました。そして、おたがいどうにか着地点を見出したところで、こちらはそのまま右手すぐの横断歩道から反対側の乗り場へ向かってもよかったのですが、良心に照らし、ひと目見てわかる候補者本人を黙殺できずに、こちらからそのひとへ歩み寄りました。

「どちらから？」

「名古屋です」

「でも、その胸のピンバッジ」

「いえ、サッカー好きなんで」

そんな他愛のない会話と笑顔で別れ、どの顔つきも真摯な高校生たちの列に続いて、すぐに来た言われたとおりのバスに乗り込みました。

長良天神神社

車内で手早くスマートフォンのマップを操作し、道順を確認したらあとは読書の時間です。学生たちも、一心不乱にテキストか何かに向かっているのが頼もしい。

勘でバスを降り、さてそれらしき樹々の見える杜はと背筋を伸ばしました。誰かと一緒ならともかく、こういうことができるのも一人旅の醍醐味だと思います。目について向かった先は、公園の少し手前にある神社でした。

南大鳥居から拝殿へ向かう途中、手入れをする地域の方々と、誰か真剣な姿勢の見知らぬ参拝客とすれ違いました。境内の辰山稲荷神社へも登り降りして、いよいよ長良公園へ。

岐阜長良公園

ここからは、言葉での説明よりも写真で見てほしいと思います。ただ一つ、時計塔の下に刻まれたロータリークラブの四つのテストは、文面で読んでほしいと思います。

四つのテスト

言行はこれに照らしてから

1. 真実か　どうか
2. みんなに公平か
3. 好意と友情を深めるか
4. みんなのためになるか　どうか

ここまでで、長良公園の散策は切り上げて現地のコメダへ向かうことにしました。事前に頭に入れてある地図と、山容を見たばかりの百々ヶ峰を目印にほどなく到着し、少し遅い定番モーニングを、当地のひとたちと一緒にごちそうになりました。

そのあと、店内にてスマートフォンで調べた便の時刻に合わせ、バスで本町1丁目まで戻りました。地理でいうと、長良から見て長良川の向こう岸で、岐阜城のある金華山の、麓というか懐になります。

長くなりましたので、その話はまた明日にでも。