地元の方が来てくださるからこそ営業できているコメダ珈琲店。感謝の気持ちを込めて、地域の方にもっと愛されるように、地域貢献・社会貢献活動を行なっています。出張授業もそのひとつ。

今回は、愛知県の中学校で行われた「職業体験」に関する出張授業をご紹介します。

将来何になりたいですか？

そんな問いが、すこしずつ夢から現実に近づく中学生。いろんな職業を知ることで、よりなりたい自分を想像しやすくできたら。そんな先生たちからの依頼があったと「夢★らくざプロジェクト」の高田さんに声がけをいただき、尾張旭市立東中学校に出張職業体験をしに行ってきました。

コメダは「カフェスタッフ」の職業体験を担当。ほかにも、介護士、消防士、インテリアコーディネーター、財務省職員、アナウンサー、新聞記者など全部で７つの体験が用意されていて、クラスの垣根を越えて生徒が好きなものを選べるそう。
時間になると元気な中学生の姿が。

さっそく、この日やっていただくお仕事の説明。お客様がカフェ・喫茶店で「くつろぐ」ために、ホール・キッチンの各場所でやること、気を付けることなどをお伝えします。

コメダがいちばん大切にしているのは「笑顔」と「おもてなしの心」。コメダ珈琲店のスタッフは、コーヒーショップよりもお客様とのコミュニケーションが多くあります。ご案内、お冷出し、オーダー取り、ご提供、中間サービス、お会計、お見送りなどなど。そのすべてを、お客様ひとりひとりに寄り添いながら行なっています。お客様が次に何をしてほしいかを察して行動できるようになるのが目標ですが、はじめの一歩は「笑顔」から。
どんなに忙しくても「笑顔」でいられるように、まずはウォーミングアップのスマイル体操。

そしていよいよ、ホールスタッフ体験。
注文を取ったり、実際のお盆やカトラリーを使って提供したり。商品が入ってなくても、コメダの食器はどっしり重め。落とさないようにそーっと慎重に運びます。

しっかりとお渡しをしながらも、マスク越しに分かる笑顔を心掛けます。

続いて、キッチンスタッフ体験。
お客様のオーダーを、いかに早く正確に心を込めて作れるか…。今回は調理の代わりに、食器を揃えます。たくさん種類がある中から正解を集めるだけでも一苦労です。その間にも、お客様が入店されたらキッチンから笑顔で「いらっしゃいませ」。思ったより忙しそうです。

終わった後は、振り返り。キッチンスタッフ役が得意だったり、接客の言葉を話すのが得意だったり、上手にできたポイントはさまざま。カフェスタッフとして働く未来が、少しだけ見えたかな。

お仕事をする上で、お客様に少しでも居心地よく過ごしていただくための心構えや、お客様の「ありがとう」だけで忙しさが全部吹っ飛んでしまう喜び。その一部だけでも伝わったら、もっとカフェスタッフに興味をもってくれるかもしれません。そうしたら、 名古屋の喫茶文化である「おもてなし」を次世代につないでいくことができるかも。頑張った中学生のみなさんのやり切った笑顔に、少しだけ次世代のコメダスタッフがダブって見えたのでした。

コメダを愛してくれる地域の方にもっと喜んでいただけたなら。そんな想いを込めて、コメダは今日も地域貢献活動を行います。