ホミコ「この前は家族とバレンタインを祝うことが出来ました。私は幸せ者です。この光景をいつまでも守りたい…そう思いました」

スライム「3人で楽しい時間を過ごせているみたいだ。もう俺が心配することもなさそうだな」

 

スライム「ふう、今日も疲れたなー」

イユ「お帰りなさいオジサマ！お疲れ様♪」

スライム「ありゃ？イユ、どうしてここに？」

カービィ「僕達に渡したい物があるから待ってたんだって♪」

デデデ「お前が来るまで待ってやったのだ！ありがたく思うがいい！！」

スライム「お、おう…それでイユ、渡したい物って？」

イユ「ジャジャーン！コメダのコーヒーキャンディーよ♪」

ワドルディ「普段のコメダ珈琲店キャンデーとは少し違うみたいだね」

スライム「これを俺達に？ありがたいけど、どうしてまた？」

イユ「実はママからのプレゼントなの！ほら、この前羊羹をくれたからって」

ワドルディ「この前会った時のことだね。なんだか気を遣わせちゃったみたいだね…」

デデデ「なに、貰えるものはありがたくもらっておくぞ！」

メタナイト「せっかくの心遣いを無下にするわけにもいくまい」

スライム「メタナイトも来ていたのか…」

カービィ 「じゃあ、いただきまーす♪」

デデデ「うぬ、名前通りコーヒーの味わいがするキャンディーだな！」

ワドルディ「コメダ珈琲店キャンデーのコメダブランド味よりも甘さが控えめな気がするね」

メタナイト「多少の甘さが、コーヒーの風味をより引き立たせているな」

イユ「うーん、オトナの味ね♪」

スライム「充分甘い気がするけど…まあいいか」

イユ「……💤」

ワドルディ「すっかり眠っちゃってるね」

カービィ「きっと普段はもっと早く寝ているんだね、頑張ったよ♪」

デデデ「まだまだお子様というわけだな！」

メタナイト「では、我々は行くとしようか。イユ殿を起こさぬようにな」

スライム「分かってるよ。今夜はここで泊まらせるかな？」

イユ「………お父さん……お母さん………」

スライム「！……なんだ寝言か」

デデデ「言ったそばから起こしたかと思ったぞ！」

カービィ「お父さんお母さんって言ってたね。きっとホイミン達の夢を見ているんだよ♪」

ワドルディ「そうかもしれないね。よっぽど2人のことが好きなんだろうね♪」

スライム「………(なんだ？この違和感……)」

イユ「………やめて………1人にしないで………うーん…うーん……」

メタナイト「イユ殿の様子がおかしい……」

スライム「お、おい！イユ！しっかりしろ！！」

イユ「…………！！………あ、あれ？ここは………？」

カービィ「ここはスライムの家だよ♪」

ワドルディ「大丈夫？うなされていたみたいだけど…」

イユ「だ、大丈夫………」

デデデ「1人にしないで！とか訳の分からん寝言を言っていたが、何か変な夢でも見たのか？」

イユ「………分からないわ。でもすごく怖くて…悲しい感じがしたの………」

メタナイト「そうか。ひとまず今日は早く帰って休息を取ることだ」

スライム「そうだな……ホイミン達の所に送っていくよ。その方が安心だろう」

イユ「う、うん……ごめんなさい、心配かけて」

カービィ「気にしなくて良いよ♪じゃあまたね♪」

ワドルディ「くれぐれも無理はしないでね」

イユ「うん……ありがとう、2人共……」

スライム「(お父さんお母さん……か)」

 

 

時には苦く感じることもある…