コメダからコメダまで
今年最後の遠出で、色金山歴史公園(長久手市)を訪れました。朝を慣れ親しんだはなみずき通のコメダにしました。

シンボルツリーが見事なコメダです。美しい樹形と樹皮が際立っていました。ケヤキは、マイコメダに植えられていた木であり、生家の庭木に父と母が選んだ木でもあって、特別な思いがあります。
紅ほっぺは香りがよく立ち、ヨーグルトがおいしい朝にふさわしく、同じ静岡県を代表する章姫より酸味が優って感じました。選んだ席は、団体のお客さん用のテーブルの次に明るい、南向きの大きな窓の近くで、耳を傾ければほかのどのテーブルもくつろぎに満ちた雰囲気のなか心ゆくまで味わうことができて幸いでした。食後は、持ってきた日本赤十字社会員誌を広げ、あの高橋尚子さんに取材したスポーツの喜びと社会貢献に関する記事を読みました。
ここから、一日長久手にいることにして、前回は立ち寄れなかった色金山まで、道中を楽しんで歩きました。





木枯らしが吹き荒ぼうと、故郷の日進と近い自然に深く心が慰められました。彫刻は名古屋の伏見にも同じ作者のものがあります(「夢を見る力Ⅱ」)。そちらがとても好きになったので、自分は、こちらへ来たときもこの青少年児童センターを通る道を選ぶことにしています。子どもたちはこの日も元気いっぱいでした。
腹ごしらえ十分で、色金山頂上まで、木漏れ日の散策路が気持ちよかったです。





景物を楽しんだあとは、麓の茶室へ入り一服のお茶と和菓子で休んでいきました。点茶ははじめてでしたが、スタッフさんの快い指導のおかげで、おいしかったです。
小牧山(愛知県小牧市)を発ち小幡城(名古屋市守山区)から到着した家康は、長久手が一望できるこの小山の頂の巨石に腰かけ軍議を開いたといいます。いかにも素晴らしい眺めでした。自分が思ったのは、そうした言い伝えを大切に守り、資材を投じて地域に花を咲かせようとする長久手のひとたちの健気さです。いかなる旅人でも、それと同じ心持ちになって楽しむのでなければ嘘でしょう。
この茶室で、コメダ部員にはうれしい出来事がありました。というのも、この日選んだバッグはあのコーヒー染めリュックサックではなく、ルーセントタワー店オリジナルのぬいぐるみチャーム(ミニシロ、ファスナーポケット付き、非売品)をつけたあのソファー柄縦型バッグだったのですが、あとから入ってきた女性二人組のお客さんのうち一人が、自分が左脇に寝かせて置いていたそれを目に留めて、話しかけてくれたのです。
本当に、そこからおたがいにぱっと顔が明るくなった瞬間でした。これほどうれしかったのは、年頭のマイコメダでスタッフさんが同じようにして話しかけてくれたとき以来です。
そのひとも、毎年コメダの福袋とサマーバッグを欠かさず買っている相当なコメダ好きだというお話でした。聞けませんでしたが、長久手のおかげ庵のこともよく知っているのかもしれません。ともあれ、来年のは寿を選んだそうで、自分が選んだのは慶だから、もしこの場所でまた会えたときは、両方がそろって一緒に盛り上がれたらどんなにいいでしょう。
茶話は、やがて三人の故郷や家族のことへ広がっていきました。しばらくして二人は出ていき、間をおいて自分も、スタッフさんに見送られ、帰途に就きました。
目指す先は、朝と同じコメダです。今度は桧ヶ根まで西に進み南下するルートを選びました。





日暮れごろコメダに到着しました。文化の家では、この年末で長期改修工事に入るのを惜しむ大勢の長久手のひとたちと、ひと時ではあれ心をあたため合えてよかったです。
注文は、朝景行天皇社で名城大学女子駅伝部の富士山女子駅伝必勝祈願をしたときから決めていました。ほかでもない、カツカレーの上をいくみそカツです。

おなかはもうぺこぺこでした。いままででいちばん、左手をお皿のように使って瞬く間に食べ切りました。元気を取り戻したら、残りのコーヒーと、持ち帰ってきたパンフレットや地図を広げて最低限の振り返りをしました。
そこからが、本当のお楽しみの時間です。追加の注文を伝え、ここでしかできないぬりえを始めました。

ほどなく白いショコラオーレが運ばれてきました。いったん手を止め、そちらを、ぎりぎり浮かせて手もとに引き寄せました。クリスマスに飲んだカフェショコラとはまるで違う、牡丹雪のようなチョコチップにうっとりし、やわらかな甘さににっこりしました。きっと、もう楽しんだコメダ部のみんなと同じ笑顔をしていたと思います。
その一杯に助けられて、いい絵ができたと思います。遅くまでいてくれたスタッフさん二人へ、できるかぎりの感謝を伝えて帰りました。


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投稿を表示まるで " 旅 " を 一緒に過ごさせて頂いた感じが致しました素晴らしい時間を有りがとう😊
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投稿を表示ステキな写真がいっぱい!
全部おいしそう(๑´ڡ`๑)