なごやかコメダ
開業20周年を迎えたあおなみ線(名古屋臨海高速鉄道)のウォーキング「あおなみさんぽ2024秋」の最終回は、鉄カードのもらえる初日に踏破したものの天気に恵まれませんでした。そこで後日、もう一度ベストショットをとらえにいきました。
その朝に選んだのが、名古屋市港区にひさしぶりに新規オープンしたコメダです。
大きなスノーマンに迎えられた店内は、気兼ねなく新聞を広げる地域の老紳士や世間話に花を咲かせるおばさまがたが朝の時間をのんびりと過ごし、いかにもなごやかでした。やっぱり、コメダはコメダだなと思いました。
モーニングは、もうじき会えなくなるバナナジャムを主役に選びました。いちじくジャムのとき菰野で教わったとおり、バターも逃しませんでした。どこかまだ固いこちらのスタッフさんがそれでも助け舟で考える時間をくれたおかげです。ジャムだけより、やっぱりおいしかったです。
目を外へ向けると、広い駐車場があるのはもちろん、バス停(市バス高畑13系統または港巡回「当知住宅東」)が目の前にある親切な立地でした。マイコメダと同じです。折しも水道管の工事中で、街が安心、安全できれいになっていく明るい未来の先駆けのようでした。
ここから、ラムサール条約登録20周年記念式典やラブリッジ名古屋のホームゲームでたびたびた訪れた野跡へ、やはりバスで、のりかえなしで到着しました。
この日も、稲永ビジターセンターと名古屋市野鳥観察館で時間を忘れ、学びかつ楽しみました。前日に南陽側の藤前干潟活動センターで守衛に教えられたことが、前よりももっと理解を深め、行動を促してくれました。
途中から、スタッフさんとのやりとりを耳に挟んだ限りどうやら修学旅行とは別に誘い合わせて来たようでしたが、関東の高校生グループとところどころ一緒になれたのは幸いでした。真摯に学ぶ心も、旅鳥の休息を見守るやさしい目もなくしていない彼らの姿は希望でした。
日が傾くころ、松並木を縫って帰りの駅へ引き返しました。次に来るときも、また当知のコメダで朝を食べてきたいし、時間が許せば帰りも寄りたいなと思いました。