新春恒例名古屋名物
名城大学女子駅伝部の走りを受けて、名古屋城冬まつりへ行きました。



この日も、楽しみかつ学びました。忘れもしないさくら道国際ネイチャーランのことを記した御深井丸の看板へも立ち寄りましたが、振り返ると、雌雄そろって高く輝く金シャチがきれいでした。
夕方までいて、帰り道、コメダで休んでいきました。

ビルがひしめくなかに寺社が点在するのは、名古屋の一つの特徴でしょう。
清正は、日蓮宗の敬虔な信徒だったといいます。この日帰り道でこの寺へ足が向いたのも何か意味のあるなりゆきだろうと思います。わが家は曹洞宗ですが、自分自身は——おそらく家族も全員——強いこだわりは持っていません。たしかに曹洞宗の寺は総じて落ち着くものの、名城公園(名古屋能楽堂寄り)のものと同じ清正像を置く近所の妙行寺とて心の拠りどころの一つですし、神社へも行けば、クリスチャンとも交際します。
アモルファスに過ぎるといえばそれまででしょう。しかし、信念としては、特定の信条によってひとを排斥することをもっとも警戒しています。かといって、何もかも受け入れるわけではありません。秀吉没後、さだめし葛藤しつつ家康とのあいだに立った清正の精神を、そこで思います。
ともあれ、疲れは取らなければなりません。考えごとはコメダへ着くまでにして、着いたら、ちいかわ名古屋ではないですがあの小倉トーストにしました。新春恒例、今年もスナックチケットがあってよかったです。


もし小豆がつぶれて見えるとしたら、それはこの自分の塗り方がやさしくなかったせいです。あまりにまばらに見えたとしたら、それは、1枚めの分は努めて控えめに取ったからです。きれいに塗るより早く食べたかったからでもあります。
申し分なく、おいしかったです。5枚切りなら食べるのは慣れたものです。混雑に人員が追いつかないせいか、はたまた狙ってか、熱々でないのはかえってバターのなめらかさを楽しめましたし、この白さで耳がしっかり焼けていたので、一緒に、それとも合間に手につかんだままオーレを飲むのが楽でした。
オーレにしたのは、こういうわけです。一つには普段マイグループでお目にかかれないあたたかな黄土色が見たかったからですが、本質的にいうと、ミルクコーヒーほどコーヒーが少なくては満たされない気がしたのと同時に、フレッシュを入れるブレンドより少しでも熱々が長く続くに違いないと考えたのです。
はたして、その熱で冷えた身体の芯がようやくほぐれていきました。そうなると耳に入ってきたにぎやかな話し声に、心まで解き放されて、2枚目は、もっと元気にもぐもぐいきました。
おいしかったです。テーブル席に余裕があったとしてもその調子だったでしょう。
やがてオーダーストップを過ぎ、食べ切ってぼちぼち身支度を整え、鷹揚に見えないよう気をつけて、ゆっくりレジへ向かいました。
そこまでで、折り紙のダルマを見つけて笑顔をもらい、そこからまた顔がわかるスタッフさんと声を交わせたので心安らいで、もう何度もたどった清正公通を、急がず家のほうへ歩き出しました。
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