さんかく屋根の下

コメダ写真館

イシガミ
2024/07/06 13:39

茶色と肌色

そのコメダへ行くとき、いつも気になるポスターがあります。「うまさ一新」、「コメダ自画自賛」等々といって、あのドミグラスバーガーを大きくアピールしてくるのです。

そのおいしさは、食べてみればわかりました。口の周りにドミグラスソースが何度か目立ってついてしまったところで人目を気にしている場合ではなかったほどです。

お店の名誉のためにいうと、カウンターに置かれたときはもっときれいでした。この見た目は、こちらがもたもたしているうちに滑り落ちてきてしまったのが原因です。シロノワールでもおなじみのお皿のリムが受け止めてくれて助かりましたが、それくらい、じゅわじゅわのお肉をもっとおいしくするソースがたっぷりだったといったら、このおいしさが伝わるでしょうか。

コーヒーは、メニューブックでドリンクをひとおり検討したうえで、結局は感覚で選びました。

コメダのアメリカンカップは、コメダのほかのカップとは違って、コメダおじさんが——アメリカンソーサーと同じ腐葉土のような色をした——楕円のなかにいます。コメダおじさんの色が藍ではなく青緑なのも見逃せないところですが、振り返ると、もしかしたらその楕円が、バンズパンのなかに隠れているはずの大きなハンバーグに重なって見えたのかもしれません。

そんなことを考えながら、混雑のなか決して急がないで、最後までよく噛んで食べました。おいしかったです。

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