食事と読書
つくりたいパンアレンジがあって、何でもあるコメダへ出かけました。
夜コメまで時間があったので、近くの寺を訪ねました。市内屈指の苔庭があるほか、若き日の信長がここで手習いをしたと伝えられ、前田利家の初陣となった萱津の戦い(稲葉地川の戦い)でともに戦った叔父の稲葉地城主、織田信光(津田豊後守)の墓などもあります。



このコメダの屋根も独特です。ほかに、知っているのは日置橋や富士見橋のコメダがこの形ですね。たぬきは信楽焼だと思いますが、それ以上に氷の風船が、入る前から、毎年のように楽しませてくれました。
注文は、カリー祭りと先日のグラタンがとてもよかったので、もう一歩踏み出しました。部員さんが例外なく絶賛する、はじめてのカリーグラタンです。

熱々で、たっぷりめに振ったパルメザンチーズの香りがよく立ち、食欲が倍増しました。
見ためどおり、刺激的なカリーがたっぷりでした。それとやさしいベシャメルとのハーモニーが絶妙でした。着想はラザニアでしょうか。エビとしめじとマカロニもいつもながらたっぷりで、ボリューム以上の満足感が得られました。途中、満たされて気持ちがほぐれたあまり、よく冷えたトマトにだけはしょうゆをかけて味わいました。おいしかったです。
コーヒーは、読みたい本を持ってきていたのでたっぷりにしました。その前に、食器を下げるタイミングがわかりやすいだろうかとも考え、食べ終えて少ししたら、喫煙専用ルームを使わせてもらいました。

この絵が、自分はとても好きです。
ケイトウが咲いていることから、季節は夏だとわかります。場所は、家屋の白い壁から南フランスかスペインのようです。とりどりの花が咲き誇り、全体に手入れが行き届き、大きな木もあって、海の色と遠くの砂浜まで、見ていて飽きることがありません。
こんなバカンスを過ごせたら、どんなに幸福だろう——いえ、その気分を一人静かに味わうことができる、このコメダは何といい場所なのかと思います。

それから、まだたっぷりのよく冷えたコーヒーと、ゆっくり読書をしました。子ども時代の大切な記憶に心が届きました。ふわふわパンを買って帰りました。