コメダ写真館

イシガミ
2026/01/31 20:01

動き出す夢

お腹いっぱい朝が食べたくて、コメダへ行きました。

コメダ珈琲 鳥居通店

ショコラノワールが完売とは誤算でした。悲しかったですが、しかたありません。

幸い、席はテーブル席が空いていました。デザートをどうするか考えつつ、まずはモーニングにしました。

豪華にいきました。普段家で、キャベツはカレーソテー、きゅうりは漬けもの、トマトはスパゲッティソースにしてしまう自分にとって、ミニサラダはごちそう中のごちそうです。

迷ったのは、コメドムをどうするかです。お腹は大丈夫でも、さすがに豪華も度を越すのではないかと。

しかし、かたわらに置かれたパウチのどむぞうくんが、どうしても気になりました。いろんな色のが、あっちを向いたりこっちを向いたり、角度も一様でなく、そのなかに花の耳飾りをしたいちばん大きいのを見つけたときには、これはもう、ここで食べるのがいちばんだと思いました。

ピンポンを押して、追加でお願いしました。

全体を整えてから、ガブっといきました。

辛かったです。それもつらい辛さではまったくなく、爽快な辛さでした。おなじみのエッグオムレツが、白身も黄身も非常に活きてきました。どこを食べてもひき肉で、最初から最後までたっぷりでうれしかったです。コメ牛以来、包み紙が破れました。それさえ、手羽先に似て、おしぼりが必ずつくコメダでもあり、手が汚れるのが醍醐味でした。

ポテトサラダは、一部トーストに挟んで食べました。おいしかったです。たまごと一緒にしたわけではなく、ひんやりクリーミーなだけでないとこんなに味わい深くなるのを、長いこと忘れていました。これなら、お肉を夕ご飯まで我慢して昼コメにポテサラサンドもよさそうです。

最後は、コメドムでした。そのあとすぐに甘いものが欲しくなりました。選んだのは、王道のミニシロです。

きれいでした。メープルシロップが、朝日にきらめく黄金の海のようでした。この向きで決めた以上は、チェリーからいきました。ぷるぷるで、言葉を奪われました。そこから、甘く幸せな時間が一瞬のうちに過ぎていきました。冷めないコーヒーが、ぴったりの量でした。

コメダのあと、近くの公園へ歩いていきました。ほかでもない、いよいよオープンした「豊臣兄弟!名古屋中村大河ドラマ館」へ入るためです。

急がないで、先に公園を半周しました。

中村公園 日吉丸と仲間たち
瓢箪池

高々と生長した常緑樹に、心が洗われました。池の水が見違えるほどきれいになり、錦鯉がのどかに泳いでいました。

豊臣ミュージアムの展示は、正月から欠かさず放送を観てきたのもありますが、それ以上に館内スタッフの方々の惜しみない解説のおかげで、大いに楽しめました。秀長と、彼を取り巻くひとたちの思いと運命が、ずっと身近に感じられました。

それと、記念写真を撮ってもらえました。オープン初日に武将隊のほうを見かけた、織田信長の衣装とです。

信長に取り立てられ、ひたむきに奉公した秀吉に、仲間は多くいました。

公園のブロンズ像から、その一端を描くことができます。豊臣秀吉、幼名木下藤吉郎、またの名を日吉丸は、中心で仁王立ちしている坊主に違いありません。同じ平面の後ろに半身で控え、兄の肩越しに上天を見つめているのが、大和郡山の豊臣秀長でしょうか。いちばん小さいのが同郷の、勇将にして治水と築城に長けた名君、熊本の加藤清正で、その反対は終生の友、加賀百万石の前田利家でしょうか。いちばん後ろは賤ヶ岳の七本槍筆頭、名古屋の母なる川堀川を開削した、あの福島正則でしょうか。そういえば、蜂須賀正勝(小六)の姿が見えないのは、秀吉より年長で、日吉丸の遊びになどつきあっていられなかったのでしょうか。

太閤秀吉功路 太閤秀吉モニュメント

正解は、一つもありません。この地を訪れた一人ひとりが、きっと自由に思い描くことでしょう。

余談ですが、ミュージアムショップに隣接する無料エリアで、名古屋市の独自展示を観ることができました。面白かったのは、そこで朝食べた台湾ミンチについて学べたことです。

激辛? いえ、もしかしたら、何十年このかた家でつくるスパゲッティに鷹の爪を欠かさない自分のほうが、味覚がずれているのでしょう。

ともあれ、文化が海を越えて交流を生むこと——もしかしたらそれは、日本全土の平定では飽き足らず佐賀は唐津の名護屋城から朝鮮半島にまで攻め込んだ、あの秀吉が、いつか見た夢の一つだったでしょうか。

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