二つの科学館
ジェリコ堂の豆菓子パッケージには、名古屋のシンボルがデザインされています。
コメダがその一つに名古屋市科学館を選んだのは、わが意を得たりと思いました。自分自身が、小さいころ家族でプラネタリウム(コメダンディの後ろの巨大な球体)を観た大切な思い出があるだけではありません。名古屋市科学館のある白川公園には、名古屋市美術館があり、その数々の彫刻が屋外展示されています。また近くには、名古屋刀剣博物館があり、電気文化会館1階に大人気のKANNON COFFEEがあるとおり、大須観音も歩ける距離です。そんな伏見は、名古屋へ来たひとが名古屋の魅力に触れ、名古屋で暮らすひとが名古屋に誇りを持つのに、外すにはあまりにも惜しい場所だと思います。











見どころは尽きないなかで、自分が特別好きなのは、でんきの科学館です。

小さいころ、家族で何度も来ました。「でんき館行くよ」のひと言で大喜びしたものですが、いま思うと、伏見駅まで徒歩5分で、そこから家のある日進まで乗り換えなしで帰れたのが、どれだけ親は助かったでしょう。
名古屋市科学館のマスコットは、アサラです。アストロ(宇宙)、サイエンス(科学)、ライフ(生命)の頭文字から名づけられた、クリーム色と青色のどこか赤ちゃんに似た生きものです。それに誘われるように館内へ入っていくと、壁に、マスコットではないですが、きっと改装工事のときのものでしょう、今風の絵柄で、見るからに太り過ぎのパパと感情表現豊かなママがいます。ではでんきの科学館はというと、マスコットが、はじめからファミリーです。ドラゴンズの大ファンのスーパーおうむパパ、みんな大好きスーパーおうむママ、礼儀正しいスーパーおうむ君、そして科学の申し子スーパーえりいです。
子どもじみている、とは自分は思いません。いまも年に何度か行きますが、いつも本当ににぎやかで、科学の勉強を超えた楽しさがあります。家族を大切にする心が非常に深く根づいた文化都市、それが名古屋で、コメダもそのことをよくわかっていると、自分には、そういう気がします。