領下から
金華山山麓にて
去る4月4日火曜日、岐阜長良店でコメダのモーニングを食べてから、岐阜城を戴く金華山の麓へ戻って来ました。そのエリアでの目的は、片手で足りるほどです。
あお・常在寺・正法寺、岐阜公園と歴史博物館
まずは、うつわのお店で沖縄県読谷村の民芸品といわれる焼きもの、やちむんを買うことです。次に通りを渡り、道三の菩提寺を訪ねること。そこから道なりに進み、奈良、鎌倉と並び日本三大大仏の一つと称される、岐阜大仏を見上げること。そこから時間があれば、出てもう一度通りを渡り、正門から岐阜公園へ立ち入り、最後に岐阜市歴史博物館の並びを抜けて、もとの通りへ出ることです。
詳しいことはまた別の機会に譲りたいと思いますが、岐阜公園・冠木門のあたりでは、先日東京から著名なアイドルも来たという、ぎふ信長まつりのパネル展示がありました。そこで歩調を緩め、誰よりも輝いて目に飛び込んできたのは、県立岐阜商業高等学校吹奏楽部による音楽隊の姿です。

FC岐阜のホームゲームで、バック・ホーム自由席のオフサイドラインあたり(MF窪田稜選手が、後半によく見えるほう)から、この「ギッフィー」と「LOB」のツインマフラータオルを振り回す観戦者を見かけたら、もしかしたらそれはこのコメダ部員かもしれません。もちろん、自分は名古屋グランパスのファンクラブ会員(レギュラー)でもありますが、同時に、FC岐阜の標語の一つは、岐阜市立中央図書館を抱くあの「みんなの森ぎふメディアコスモス」と同じように、「みんなのFC岐阜」です。
コメダは?
大宮町では、通りを挟んで岐阜公園向かいのコンビニで買い求めた、あのいちごオーレフロートを食べながら、ロープウェイで無事降りてくるひとたちを見届けて元気を回復しました。
岐阜市歴史博物館前では、もう一度あのロータリークラブの四つのテストを目を閉じて復唱し、公園を出てからは、コメダ珈琲店・岐阜公園前店へのアクセスを厳密に突き止めることができたのは、次につながりそうです。
金華山山麓に名残りを惜しみつつ、もういい加減、お昼を考えていい時間です。本町1丁目バス停からバス1本で、岐阜バス「領下」バス停へと向かいました。時刻は、午後1時少し前。
領下にて
電池切れ
前回、3月12日日曜日の名鉄各務原線での来店時とは違い、今回はより小回りのきく岐阜バスで、領下の中心地へアクセスした形です。バスを降り、身体の正面を開いて見送ってから、領下往還南の交差点で信号を待っているあいだに、スマートフォンの電池残量が少ないのに気がつきました。
手もとのアプリで調べると、今回の旅の最終目的地であるコメダ珈琲店・岐阜領下店は、幸か不幸か電源なしです。あきらめて、そこから北へ一つめの信号、領下1丁目交差点角のコンビニで、かつて所持したことのないモバイルバッテリーを買うことにしました。

スマートフォンとほぼ同じサイズで、重ねて鞄に収納してもスペースを取らないのが重宝します。
ところで、ときどき、名古屋のひとはけちだといわれることがあります。たとえば、大阪のひとは安いと見れば躊躇なく買うのに対して、名古屋の人間は物見高いとか、品定めに遠慮なく時間をかけるとか、非難を込めてそういわれます。
どっちもどっち、としかいえないとは思いますが、この自分はといえば、生まれも育ちも名古屋でないのはともかく、物を買うときによく吟味するのは当然だと考えるタイプです。それにしてもいちばん受けつけないのは、たとえば、ここは名古屋なのだから名古屋の慣習を尊重するものだ、といったたぐいの見解です。
というのも、名古屋にも大阪から来て生活をしているひとはたくさんいて、そのひとたちにしてみれば、どこまで口に出すかはともかく、それはおそらく決して楽なことではないだろうからです。もちろん、愛知のその他の地域や、岐阜や三重、あるいは九州からも、ひいては、アジアのその他の地域からも。
そんなわけで、その携帯充電器は奮発してわりといいものを買いました。末長く愛用させてください。
蓮華畑
道沿いの田んぼの一反に、春の風物詩、レンゲが咲いていました。

れんげ草(げんげ)は、岐阜県の花であり、FC岐阜のエンブレムにも用いられています。科学的にいうと、空気中の窒素を地中に固定する(そのぶん、根にいつくもの瘤ができ、地面から上が枯れたあとも窒素は地中に留まる)ため、ただ美しかったり蜂蜜になったりするだけでなく、田畑の土壌を豊かにしてくれます。このことを中学校で学んだとき、故郷の家の近くの他人の土地も、それまで以上に愛しく思えてきたものです。
まだそれほど空腹も感じなかったため、もう少し歩くことにしました。前方には、金華山と岐阜城のまた別の一面が、遠くに霞んで見えています。
木ノ下公園
JR高山本線と名鉄各務原線の踏切を渡り、また別の公園へやって来ました。その名は木ノ下公園です。ここからはまた、その眺めを写真で見てほしいと思います。




一点補足をすると、このようにどの土地を歩いても災害対策の看板に注目するようになったのは、自身が地域の消防団員である自覚にもたしかによっています。しかしそれだけでなく、昔から、武力行使の問題は別として、行政や私企業の支援も受け入れつつ、自分たちの街は自分たちで守るというのは考えてみればあたりまえのことで(ひと言でいうなら自治)、実際いまも少なくないひとがその姿勢で生活しているはずだという、この歳にしてようやく得た認識にもよっています。いわゆる自助力向上ということになるのかなとは思いますが、まあ、あたりまえではないでしょうか。
名古屋へ
領下のバーガー
午後3時過ぎ、ようやく領下店へ着きました。そのときのことについては当日夜にも投稿したので、ここでは割愛します。
補うとすれば、コメダのハンバーグを食べたのは、冬のあいだはグラクロとフィッシュフライバーガーばかりでしたから、あのフルムーンバーガー以来になるのにはわれながら驚きました。

食後は、追加でアメリカンを頼み、日没までゆっくりしました。正面のブラインドはやがてスタッフの手で静かに上げられ、やさしい西日が差してきました。バス停では、月明かりでした。
しかし何といっても、今回の目玉は持ち帰りの物販です。領下店のアピールにも負けて、はじめて買うコメダのうつわにシェークグラスを選びました。最後に、そのグラスを用いた自家製ミルクセーキの写真で、この旅の記録を締めくくりたいと思います。
中村のミルクセーキ
ちょうど、今日時点でコメダの森体験ツアー2023.4.8の記念コースターを頂戴したばかりで、ためしに並べてみました。
コメダおじさんとコメダンディ、夢の共演といったところでしょうか。コメダンディは、この自分の記憶ではたしか「KOMEDA COMES TRUE. with YOU」の始動と時をほぼ同じくしてデビューし(間違っていたら、教えてください)、35歳・独身で、何でもコメダおじさんの末裔なのだとか。一方のコメダおじさんは、ここだけの話、中世の欧州に住むコーヒー好きの紳士だそうです。

作り方は、コメ友のよしちさんによるレシピを参考にしました。なお、個人的に家庭料理では師と仰ぐ重信初江さん(オレンジページでも、ときどき登場します)によると、卵黄を使ったものはフレンチスタイル、卵黄の代わりにアイスクリームを使うと、アメリカンスタイルになるそうです。
さしずめ、飲むクロネージュはどちらかというとアメリカンで、各地でも復活が待たれるコメダのミルクセーキは、やはりフレンチでしょうか。
岐阜から名古屋へ、大切な何かをまた一つ持ち帰って来れた気がします。
それでは、また。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示イシガミさん☆彡
素敵な記事ありがとうございます(^^)/
手作りシェイクすごく本格的で美味しそうです。
シェイクグラスはまだ持ってないのですが、作りたくなりました(^^)/
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示イシガミさん、こんばんは。
岐阜領下物語、楽しく読ませてもらいました。
今日、岐阜領下店へ行ってきましたが、この投稿を見ていたら、岐阜城、岐阜公園、木ノ下公園等に行っていたかもしれません。私は領下店でモーニングを食べて、そのまま帰ってきてしまいました。次は、いろいろ寄ってみようと思います。
明日も良い一日をお過ごしください。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示イシガミさん😊おはようございます♪♪♪シェークグラスにミルクセーキ、凄く美味しそうですね🌸
隣にコメダの森記念コースターを並べて、良い感じですね🌸
そう言えば、私も昨年、清田北野店で、シェークグラスとダルマグラスを買って、店長に北12条東店迄、持って来て、もらいました♪♪♪私は飴を入れてますが、ミルクセーキも作ってみようと思ってます🌸可愛い💕ですよね🌸シェークグラス😊
イシガミさん😊いつも、素敵な投稿写真ありがとう、ございます🌸今日も良い一日をお過ごしくださいね☆☆☆
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示