イシガミ
2024/09/20 16:57
手ごろな豊かさ
通年食べるお菓子というと、コメダの豆菓子のほかはブラックサンダーです。シロノワールコラボではじめて知り、物心ついてからお菓子を食べる習慣のなかった自分にとって、これがあれば、というほどの存在になりました。
どちらも、歯応えがあるのが特徴の一つだと思います。古来日本人は固い食感を好むといいます。漬物はその一例でしょう。そのなかで、古くなった殻を破り、もっと甘くほろほろと崩れるような世界の広がりへ入っていけるようになったのは、コメダとともに、有楽製菓のおかげが大きいといわなければなりません。
近ごろ、ブラックサンダーの人気商品「至福のバター」がリニューアルされました。
紫いもがおいしいのは昨秋のコメダで知り尽くしたといっていいほどですが、バターに関しては、悲しいかないまだ初心者です。食べてみると、従来よりザクザク感がアップし、全体により濃厚に感じられました。香りも、風味も甘みも塩気もです。これは、パッケージの黄金色を華美に受け取らなければマイフェイバリットになると感じました。
「一度完成形を見直し、さらなる濃さとリッチさを求めて、試作を何度も繰り返し」たというブラックサンダーチームの言葉に(ブラックサンダーコミュニティサイト「黒い秘密基地」より)、コメダのメニュー開発担当に通じる情熱を感じました。
この秋冬も、ブラックサンダーコラボは必ずあると自分は思っています。いちごか、キャラメルかはたまた夕張メロンか……ブラックコメカの当選までは望まぬながら、また、コメダでしか味わえないブラックサンダーのシロノワールを食べたいものです。
コメントする