イシガミ
2025/08/17 17:13
紅い結晶
お盆は、帰郷した一日のほかは家の周りでのんびり過ごしました。
家から近くにコメダがあるのは、あらためて恵まれているなと思います。遠くへ出る理由がなければ、行かない手はなく、行けば行くほど、お店の勝手もお客さんのつくる雰囲気も段々とわかってきて、居心地がよくなります。
いつものなごやかさのなかで、ひさしぶりに会えたらしいお孫さんと一緒の方を見ました。いつになくうれしそうでした。

子どものころは、一年一年はまたとないものだという感覚が強くありました。その子にとって、この日は思い出のひと齣になるだろうし、いつかは、親が育ったのはこんな素敵な街だったんだなと、その子自身が大人になったときそう感じられる瞬間があるだろうと思います。
ひと雫のジャムが、そう想像すると、ひとと街がつくるあたたかさの結晶のように見えてきました。
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