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メタナイト「前回はカービィとスライムの3人でイユ殿が狙われる理由についての考察を行った。その際にスライムが何かに気づいたようだが……」 

スライム「やっぱりメタナイトにはバレていたか……」

カービィ「今日は青汁プロテインにいちごバターを入れてみるよ♪」

ワドルディ「これを飲んで僕も強くなるぞ！」

デデデ「強くなる為にプロテインを飲むのはいいが、わざわざいちごバターを入れんでもいいだろ！」

メタナイト「プロテインを飲みやすくするために甘味を入れるのは不思議な事ではあるまい」

ホイミン「僕の家にもいちごバターがあるから、今度試してみようかなー」

カービィ「あ、ホイミン！こんばんは♪」

ワドルディ「今日は1人できたの？」 

ホイミン「うん！今日はリオ……スライムに呼ばれて来たんだよ」

デデデ「なんだスライム！わざわざホイミンを呼ぶとは何かあったのか！？」

スライム「ああ…実は皆に相談があるんだ」

ホイミン「皆に？僕だけじゃなくて？」

メタナイト「ふむ…もしかしてイユ殿の記憶について…では無いだろうか」

デデデ「なんだと！？何か分かったことがあるのか！？」

スライム「いや……確証は無いんだけど、ある可能性が思い浮かんだんだよ」

ワドルディ「その可能性って…？」

スライム「えっと………もしかしたらなんだけど……」 

デデデ「ええい！早く言うのだ！！」

スライム「昔イユが何者かに襲われた時に……目の前で両親を亡くしたのかもしれない」

ホイミン「………どうしてそう思ったんだい？」

スライム「イユが寝言でお父さんお母さんって言ってたし、誰かに襲われたような夢を見たって言った…って話は前にしたよな？」

ワドルディ「そんな事言ってたよね…」

メタナイト「他には人が怖いとも言っていた。さらに自分がいない方が良いのかとも呟いていたな」

カービィ「えっと…イユちゃんは昔、珍しい魔物だからって理由で誰かに襲われた可能性が高いんだよね？」

スライム「ああ…それでここからは推測の域を出ないんだけど、多分人間に襲われた事があって、その時に両親が犠牲になったんじゃないかな？」

デデデ「なに！？それが本当なら断じて許せんぞ！！」

ホイミン「ホントだよ！！」

スライム「いや……まだそうだって決まったわけじゃないけど……」

ワドルディ「でも、それが事実だって可能性が高いと思ったんだよね？だから僕達に話してくれたんでしょ？」

スライム「………ああ」

メタナイト「それで、この後はどうするつもりなのかね？」

スライム「問題はそこなんだ。この事は事実がハッキリするまではイユには言いたくない。むしろ…ずっと言わない方が良いんじゃないかって思うんだ」

ワドルディ「そうだね……悲しい事は無理に思い出さない方がいいかもしれないね」

ホイミン「だけど……あの子はいつか思い出すと思う。そうじゃなくても薄々感づいているんじゃないかな？」

デデデ「悪夢もそうだし、最近は意味深な発言も増えているからな……厄介な話だ！」

メタナイト「だが、我々だけが把握していて当人が知らないという状態も歪んでいる気はする。いずれはイユ殿を自身が向き合わなければならない問題だと思う」

スライム「………」

カービィ「とりあえず僕達に出来るのは、これからもイユちゃんと一緒にいて楽しむことじゃないかな？」

ホイミン「そうだね！しっかりとイユの事を見ててあげて、どんなあの子でも受け入れる事！親に出来るのはその程度だもんね♪」

スライム「見ててくれる人がいる…それだけで頑張れる事もある……そうだったな」

デデデ「話もまとまった事だし、晩飯をいただくぞ！」

カービィ 「そだね♪いただきまーす！」

ワドルディ「今朝の残りの肉じゃがも用意しました」

ホイミン「プロテインといちごバターの組み合わせもナイステイストだね♪」

スライム「相変わらず切り替えが早いな！」

メタナイト「まあ気にする事はない。我々は努めて普段どおりに過ごすべきだろう」

カービィ「2人ともー！早くしないと全部食べちゃうよー！」

スライム「分かった、今行くぞ」

 

メタナイト「……しかし、結局イユ殿の記憶とスライムは無関係だったのだろうか？」

 

 

亀のように遅い速度で続きます。