さんかく屋根の下

コメ友の部屋

2023/04/04 22:14

今日は朝から晩まで岐阜にいて、領下店で念願の弥生バーガーを食べました。

名鉄各務原線の、田神から細畑のあたりは、やはり自分自身の故郷に重なるところがあって、落ち着きます。今日も心底からのびやかな気持ちになれました。とはいえ、高校卒業後京都、札幌と住む場所が変わり、名古屋ではじめての一人暮らしにも疲れ果てて日進へ戻っていた一時期、田舎の退屈さといわれるものにこの自分もうんざりしていたことがあります。

そういう心持ちから見ると、名古屋にあるあちこちのコメダをほしいままに楽しんでいるような姿は、もしかしたら、見ていてあまり面白いものではなかったのかもしれません。

慌しい日常のなかで、いちばん大切なものであるはずなのに、自分の心と向き合う時間はなかなか持てないものだと思います。だからといって、それを持とうとするなと咎めるのも、決してよいことではないと思います。

今朝の中日新聞の7面で、坂本龍一の追悼記事と並んで高校生の発言が取り上げられていました。大人が、時間、空間、仲間という「三つの間」をつくることがいま大切だと思うと。コロナ禍でなおさら衰弱しつつある若い世代の苦しみがあげさせた声でもあれば、未来を想った言葉でもあるに違いないでしょう。コメダの言葉でいえば、だから、もっと心にくつろぎを。そのとき、たとえどんな街にいても、世界はいきいきと感じられるのではないでしょうか。

領下でたくさん買いすぎて、両手が塞がったところで、店長が扉を開けて見送ってくださいました。弥生バーガー、はじめてだったんですけどやっぱり、食べるの難しいですね。ええ、卵が……。でも、最後まで美味しかったです。ああ。それはよかったです。また、ぜひ来てください。はい、また。ありがとうございます。ありがとうございます。

微苦笑をまじえてそんな会話ができたこと、そして歩道へ出ても、交通状況の安全を確認した上でもう一度振り返り、会釈をできたこと以上に、まだ見送ってくれていたそのひとの存在に気づけたことが、今日のよろこびでした。

3件のコメント (新着順)
やっちゃん
2023/04/05 22:19

領下店の物販、ついつい買い過ぎてしまいますよね😌解ります🧡


イシガミ
2023/04/06 22:03

やっちゃんさん、ありがとうございます。
領下店の物販コーナー、ペペコさんが見せてくださったとおり、とびきり惹きつけられますね。
スタッフの方たちが、お店のことを心から大切に思っているのが伝わってこずにいないですし、だからあの素敵なお客さんたちなのだと、もう一度あの場所で立ち止まったときに感じ取れました。

今回買ったのは、おやつ(あずきミルクと珈琲ばうむ)にくわえて、あの水色のシェークグラスです(コメダのうつわを買ったのは、これがはじててです)。
それはまたそのままの姿であらためて記事にしますが、やっちゃんさんとは、話が通じることが多くてうれしいです。

まりる
2023/04/05 21:54

イシガミさん、こんばんは🌙
中日新聞7面、改めて読みました。
「3つの空間」を復活すべきだと言ってるのが、16歳の高校生。
確かに、私が子供の頃よりずっとずっと、子供たちの世界は制限されてます。
次世代の子供たちに、何をしてあげられるか、考えなくてはいけないと思います。


イシガミ
2023/04/06 21:39

まりるさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

新聞は、じつのところ自分はそこまでこだわりはありません。
そもそも新聞として通用していないたぐいのメディアの問題はまた別とすれば、どの新聞を読んだとしても、物事は必要の範囲内で適切に把握できなければいけないという考えです。
意図的に避けるのは、評価の話ではないですが、個人的な背景もあって、日経新聞くらいのものです。
ただ、どちらかというとローカル紙を選びますね。
領下ではあいにく岐阜新聞はどなたかが持っていかれていましたが、京都時代は、学生や若き労働者に愛される夜遅くまで開いている中華料理店(これは、京都に限ったことではないと思います)で、一人で京都新聞ばかり読んでいました。
それといま現在、普段ニュースに接するのはスマートフォンのアプリを介してが主で、中日新聞は、有料会員でないウェブ版を見るだけです。
残念なのは、利用の上手下手もあるとは思いますが、それでは、今回まりるさんもあらためて触れてくださったようなもっと目を向けられてよい記事にたどり着きにくいことだと思います。
だから、たまに街中で紙の新聞があると、なるべく手に取るようにはしています。

子供たちの自由が狭められている、たしかにそうですね。
20代30代の若者を見ていてさえそう感じます。
生き方も、発言も行動も、公共空間での振る舞い一つとってもとても窮屈に見えます。
自分は、それは一種これまでの世代に負わされた、彼彼女らには罪のない重荷だと思っています。
だからといって、同情もあまりしません。
手本を示すというつもりもそこまでありません。
自分は、ただ自分らしく生きることができたらと望んでおり、両親が絶対ではないとはいえ、無闇に世の中に譲歩することが、両親の個性と、それを受け継いだこの自分自身の個性を台無しにしてしまうことを、もっとも恐れています。

答えになっていますでしょうか。

よしち
2023/04/05 00:51

イシガミさん、こんばんは。🍔
アイコンが、元に戻っています。🔰
(追伸)セントレアでひこうピが、かっこいい‼️


タダ
2023/04/05 05:18

イシガミさん、おはようございます。
弥生バーガー、初めてでしたか。
美味しいですよね。
確かに、黄身やマヨネーズ、テリヤキソースが出てくるので、食べづらいですが。
今日も良い一日をお過ごしください。

イシガミ
2023/04/06 20:06

よしちさん、こんばんは。
アイコンは、少し早まったという反省と、やはり見つけやすさを考慮したほうがいいのではないかと考え、もとに戻しました。
ひこうピですが、種類としてはミニサイズのグランドピアノ(へんな表現ですが)で、メンテナンスが非常に良好でした。
聴いてくださったひとの話だととてもよく響いていたそうで(弾いている人間としては、だいぶセーブしたつもりでした)、タダさんにもお伝えしたとおり、それは中部国際空港スカイラウンジの広々とした空間のおかげだと思います。
タッチは重すぎず、きわめて安定していて、たぶん弾きやすいのは子供たちだと思います。
視覚的には、このクラスとしてはめずらしくアイボリー調の塗装で、弾きながらも目に入る絵もかわいくて、なごみますね。
実際、この日はスカイデッキから戻ってくると、たくさんの子供たちが、保護者や居合わせたひとたちに見守られ、われ先にと鍵盤に向かっていて、微笑ましかったですね。
この自分に関していえば、とくに断ることもなくいいアングルからしっかりと写真に収めてくださっていたタダさんはさすがだと思いました。
今後も精進していきます。

イシガミ
2023/04/06 20:11

タダさん、こんばんは。
返信遅くなりまして、すみません。
食べにくいんですが、だんだんとそれらに到達していくのがまたなんともいえない美味しさで、もしかしたら、よく味わいすぎたのかもしれません。
それと奥のほうにレタスがしっかり挟まっていたのは、前回訪問時の特製ピザで体験したひと刻みのピーマンしかり、領下店スタッフの腕前に思えてなりません。