中村文化小劇場の帰りにコメダへ。こちらの鳥居通店とは、徒歩15分の距離になります。注文は、コーンスープとグラクロです。

今日は楽しみにしていた、愛知県立芸術大学学生によるピアノ名曲コンサートがありました。併設のカフェやレストランがないぶん、近くのコメダで余韻を楽しんでいくのも、このまちならではだと思います。

曲目は、間に合った第3部だけで恐縮ですが、ブゾーニ編曲によるバッハの《シャコンヌ》ニ短調（無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータより）、リストの《ダンテを読んで》（巡礼の年第2年第7曲）、同じくリストの《ペトラルカのソネット第104番》（巡礼の年第2年第5曲）と《ハンガリー狂詩曲第12番》嬰ハ短調でした。

とても素晴らしい演奏だったことは、いうまでもありません。演奏者のすべての想いと力がこめられたバッハ＝ブゾーニは、それを受け止めようとするこちらの胸の底まで響かずにいませんでした。リストの演奏も、えもいえない繊細さや類を見ない甘美さとともに、底知れない響きを生んでいました。もちろん、民族舞踊の軽やかさも。

名古屋市には各区に文化施設があり、このような学生を主体とした演奏会が随時催されています。来週12月17日（土）には、名古屋音楽大学による邦楽演奏会－夢－が、アクテノンで知られる稲葉地であります。もちろん、この自分も席を取っています。お帰りの際には、ぜひお近くのコメダで家族や友人、恋人と胸の内を語り合っていかれてほしいと思います。

今夜のグラクロは、半分に切っていただいて素手でほおばりました。さくさくで美味しかったです。目立たないことはあっても、調理担当の方のお仕事への誇りをあらためて思います。いつもこのまちを支えてくれて、本当にありがとうございます。