さんかく屋根の下

コメダ写真館

イシガミ
2025/04/21 15:06

県一桜

開花を待っていた八重桜を見に、東桜を訪ねました。

栄公園 錦通から飯田街道(駿河街道)への隘路
生垣とコンクリート像
新緑の染井吉野

栄地区の公園というと、中部電力 MIRAI TOWER(旧テレビ塔)とRAYARD Hisaya-odori Parkを中心とする久屋大通公園、旧栄広場(BINO栄東向かい)、オアシス21地上階「緑の大地」や、毎年イルミネーションがきれいな池田公園がよく知られているかもしれません。その陰で、東海テレビと東海ラジオ、そしてテレピアに連なるこの場所も、旧くから愛されてきました。

この公園が、名古屋空襲で消失した愛知県第一高等女学校(現在の愛知県立明和高等学校)の跡地に整備されたことは、西側を通り抜ける道沿いの石碑からいまも学べます。抜け道と呼ぶにはあまりに美しい、その石畳の道を何度も通るうちに、いつしか自分もそれへ目を向けるようになりました。

最初、自分はこれらの人物が何を見ているのかわからずにいました。思ったのは、先に碑文を読んだせいでしょう、爆撃機が来るのを気にしているのかということです。

しかし、やがて表情と姿勢に目が向くと、決してそうではないのだとわかりました。この女子たちは、ひび割れたり酸性雨に溶けたりしながら、いつの日もただ桜を見上げていたのだと。

鬱金
普賢象

芸術は物質であれ、もしそれと向き合うひとに心があるものならば、彼女たちの思いはいつの世代にも受け継がれていくに違いない——自分には、そう感じられました。その希望は、引き返したオアシスで聞こえてきたたくさんの歓声とともに、いっそう強まりました。

愛知芸術文化センター 愛知県美術館・愛知県芸術劇場(オアシス21地下階「銀河の広場」・地上階「緑の大地」直結)

それから、すぐ近くの旧知のコメダを訪ねました。

アイスココアの話は、自分もコメダのそれが大好きなことにかけては自負がありますが、もっと大好きな部員さんに譲りたいと思います。また、この日そこであった出来事についても、プライベートにわたるため口をつぐみたいと思います。たばこの問題ではなく、個人に関わるからです。

おみやげを受け取ったら、栄バスターミナル(オアシス21)まで引き返し、新大正橋のほうへ、文字通り真っ直ぐに帰宅しました。

持ち帰ったのは、ただの豆菓子です。包装にこのような工夫をする店長は、はじめてお会いしました。

キッチンで大事に入れ替え、翌朝、その豆菓子と一緒にただコーヒーを飲みました。おいしくて、ホッとして、目を閉じると昨日のくつろぎの続きに包まれるようでした。

鬱金 ショウガ科の多年草ウコンの根茎から得られる染料の色に開花時の色が似ていることから名づけられたといわれる
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2 件の返信 (新着順)
ギルバート
2025/04/27 18:01

とても素敵なお写真ありがとうございます❣️
癒されました❣️


イシガミ
2025/04/28 12:15

コメントありがとうございます。
一人で楽しむんじゃなくて、こうして癒しをお届けできたことは、このように樹木と石碑を整備してくれた両校同窓会のことを思うと、何か報われた気がします。
鬱金が終わりごろ白色に変わっていくのは自分も今年はじめて知りました。
不思議ですが、本当に毎年、この季節は癒されますね。

ようこ
2025/04/24 10:16

可愛い石碑ですね😊
きっと毎年桜🌸を見られるように
平和を願いながら愛でてるんでしょうね。


イシガミ
2025/04/24 14:30

そうですね。
毎年桜が見られることの何とありがたいことかと思います。
それから、天気がおかしくならなくて健康なら、それだけで幸せですね。