イシガミ
2025/05/16 18:31
灰色の妙
ノリタケの会員になって以来、テーブルコーディネートを少しずつ学んでいます。
コメダのカップで、お店通りのものを買うのを避けているのがいちばん普通の有田焼です。白地に青の、おなじみのものです。理由の一つはあの「ステナイカップ」が当選したときのことを考えているからですが、もっと大きいのは、そこまでそろえてしまうと、お店へ行って飲む特別感がなくなってしまいそうだからです。
それで、普通サイズのカップとソーサーを買うとき、このグレーを選びました(オーレのものは、自宅用に買うのが牛乳ではなく豆乳なので候補から外れました)。

この日は、おやつにごまとおからの焼き菓子を用意しました。
ごまは、黒ごまです。卯の花和えでおなじみのおから(豆乳を絞ったあとの大豆かす)は、白色です。それらの混合であるためか、このように、鼠色のお菓子です。
プレートは、黒で縁取られたファインポーセレン(白磁の一種)です。純白にも最後まで惹かれたものの、せっかく近くにショップがあってそこに置かれているのだからと、ノリタケの森で購入しました。いくら見つめてもグレーが見えてくることはないでしょうが、要素としては白と黒で、それは、イメージとして灰色に結びつきます。
そのようにして、グレーを統一色にテーブルコーディネートを考えました。その調和がかえって浮かび上がらせる華やかさのなかで、さくほろでコク深いごまぼーるを一つひとつ、ゆっくり楽しむことができました。
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