星座を映す
一日、コメダ部員みんなの投稿とともに、家のことをしていました。大方を終え、コーヒーとクールダウンの時間に。
あいだに、聴覚もバランスよく使おうと「さんかく屋根の下ラジオ」第3回を聴いたのですが、特集が、コメダ店舗のくつろぎの秘密でした。間仕切り(パーテーション)とソファの計算されたつくりについて、また一つ理解が深まり、コメダが、前よりももっと好きになりました。
今回のラジオでは触れられていませんでしたが、このところ自分が気をつけて見ているのは、木のテーブルです。
天板が1枚板ではなく横に6本の木から成っているのは、気づいているひともいると思います。そこで、半分に当たる3つのラインを向こう側にいるひとのスペース、あとの半分を自分のためと考え、お冷のグラス、ドリンクのカップ等、豆菓子の豆皿、さらにモーニングはじめ食べる物があればそのバスケットやお皿と、テーブルの上の3つ以上の要素が、全体として、その3×2のラインを基準に、たとえるなら星座を描くように自然な布置になっているか、まず観察し、もしおかしければ可能な限りみずから修正する、といったことに努めているのです。
念のため、配膳を厳しい目で見るという話ではありません。ただの客がそこまでするものではないし、人間である以上、つねに一定とはいかないからです。
ただ思うのは、店舗設計に携わるひとたちだけでなく、それこそ現場で、日々真摯に仕事をしているコメダのひとたちが、そういった空間と要素の計算を——どこまで言語化できるかはともかく——していないわけがないだろう、ということです。
お店のひとを尊敬するから、家でも、手抜きをするよりは成長を続けたい——そんな思いを胸に、今日も変わらぬコーヒーをおいしく飲みました。
ある夜遅くの、近くのコメダです。
このあたたかさが、もっと、ずっと続くように——このくつろぎが世界へ広がるように。