私たちのコメダへ
知人の勧めで金山南ビルへ街の展示を見にいきました。金山総合駅連絡通路橋から南口を出てすぐです。
名古屋まちづくり公社による常設展と、中部産業遺産研究会による企画展と、どちらも学ぶところが尽きず、この日考えたことをぜひそのひとと話したくなりました。新鮮だったのは、「三の丸地区から栄地区の都市模型」(日建設計)です。





家康がつくった街、戦後全国でも稀な計画的復興を遂げた都市、これが名古屋なのだと、初心者のように感じ入りました。
明和高校は、栄オアシス21「緑の大地」にもパネルがあるとおり、現在の栄公園付近にあった愛知県第一高等女学校を前身とします。1945年3月12日未明の空襲で一切を灰燼に帰すも、いま揖斐石が据えられ、受け継がれた普賢象桜と鬱金桜とともに大勢が春を待っているに違いありません。
気がついたら、日が暮れかけていました。疲れを感じて、帰る前に北口のコメダで軽く食べていくことにしました。

注文は、決めずに入りました。とにかくコメダのソファに身体を預けるのが先でした。
ゆっくり荷解きを済ませたところで、食べたくなったのはいちごジャムです。酸味を欲したのでしょう。ときたらドリンクは、それ自体がとてもホッとできるうえにいちごと相性のいい、冬のココアを選びました。
予想外だったのは、オーダーを口頭で伝えたとき万が一にも厚切りを避けたくて薄切りとつけ加えたら、トーストがバスケットにどっさり運ばれてきたことです。まさかこうなるとは。
そのぶん、長い時間が過ごせてよかったです。何枚かはサンドしたり、ホイップと合わせたりして楽しみました。寒波のせいかずっと満席で、グランドオープンの日と同じように、胡蝶蘭がきれいでした。マイグループの例に漏れず、テーブルも床もぴかぴかなのがうれしかったです。
余談ですが、隣のカップルがいなくなったあと元気にやって来た高校生2人がそろってドリンク抜きのミニシロだけを注文していたのは微笑ましかったです。いまでは恥ずかしくて、自分はそんな注文はとてもできません。しかし翻って、コメダの度量とコメダっ子の幸せを思わずにいませんでした。
どのスタッフさんも、最後まで穏やかな笑みで声をかけてくださいました。芯からあたたまって、夜風を気にせず外へ出ました。
さて、金山へ来たからには忘れてはならないことがあります。そう、コメダから横断歩道を渡ってすぐ、総合駅北口正面の地域拠点活性化施設「アスナル金山」へ、人気漫画家・イラストレーターの山科ティナさんによる書き下ろし『アスナル3人物語』を見にいくことです(全編と作者インタビューは、アスナル金山公式サイトで読めます)。



なつかしかったです。ちょうどコメダがオープンして間もない春、予期せずこの物語のはじまりにめぐり会ったのでした。それから、夏と秋と、一度はここまで見に来たものです。
自分は、性格と見た目はイッシータイプですが買い物と服装は明名(あすな)くんタイプです。いえ、服装もいよいよイッシーに近づいてきたかもしれません。
しかし、自分は自分です。そしてそれは、山科さんもわかっているとおり、誰もがそのはずでしょう。

また来る春に、はたして香衣ちゃんがどちらになびくのか、それとも2人のどちらかが先に距離を縮めるのか、自分には、コメダンディの年齢を悠に越えたいまとなってはあたりまえでしょうが、そのようなことはもう気にならなくなっていました。それよりも、買い物と並行してすべての幟を見て回るうちに、かけがえのない高校時代の親友がそろって素直な笑顔を見せてくれたのがうれしくてたまらない、女の子の気持ちが少しわかった気がしました。
実際、そんな素敵な笑顔とこの晩もたくさんすれ違いました。それだけのことが、涙がにじむほど幸福でした。

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投稿を表示イシガミさん🍀おはようございます☀
同じ地区かな?と思い、つい模型を見入ってしまいました😊
その後のコメダでの薄切り食パン、やっぱり沢山ありますね😄
いろいろな食べ方があると思うので…参考にさせてもらいます😋
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