コメダのある街
名鉄百貨店一宮店で歳末・新春恒例の北海道物産展へ、最終日に行ってきました。
買い物と、駅構内のピアノと行き交うひとのなごやかなで空気で気持ちがあたたまったところで、近くのコメダへ、夕食を食べに向かいました。

一宮市街地を歩いたのははじめてでしたが、こちらは真清田神社へ至る駅東口とは反対側で、そのせいか、街路灯が比較的暗かったです。それでも、明治のガス燈を受け継いだデザイン、またあたたかみのある色合いで、日没後の寒さもそれほど気になりませんでした。

適当な席を見つけ、コメダの冬の定番、グラクロを注文しました。ぽかぽかあったまり、お店のひとにいつも以上にやさしく接することができたと思います。
ときどきはみ出てくるマカロニが、とくにおいしかったです。食べ終えて、気がつくと、すっかりこの街のひとのようにくつろいでいました。

まだ帰りたくなくて、デザートにいちごのシロノワールを注文しました。ドリンクは、立て続けにコーヒー2杯はさすがにと思い、はじめてのカフェインレスを選びました。
おいしかったです。ロースト香がとても芳しく、いちごソフトのシロノワールと替わるがわるに味わえば味わうほど、高く高く設えられた天井まで、感覚が解き放されていくようでした。

客層はさまざまでしたが、自分には、子どもが手を離れたかどうかくらいの友人と見える女性同士が、誰にも気兼ねしないでおしゃべりを楽しんでいるのが聞こえてきたのが、いちばん心安らぎました。それだけ、コメダがくつろぎの場所であることが、わがことのようにうれしく思えるからです。

まだ若い男性の責任者が、大学生らしきアルバイトの女の子を気遣って手の空いた時間に私語を投げかけてあげていたのも、心あたたまりました。本当に立派に見えました。
次にいつ来れるかはわかりませんが、このコメダがかけがえのないお店の一つであることは、間違いないと思います。誰にとっても、ずっと愛されるコメダであるよう、ささやかな願いを携えて駅へ引き返しました。

来たときと同じ、名鉄電車で名古屋へ帰りました。駅前のイルミネーションで一宮へ帰ってきたひととすれ違ったのさえ、何か幸福な出会いのように思えました。
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投稿を表示イシガミさんの投稿はいつも読んでいて、温かい気持ちになります😌✨
黒板のすみっコらしき子が可愛いですね😁
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